横路珈琲

中国自動車道の北房ICを降りて、国道313号線を5kmほど落合IC方向に進み、美川橋南詰交差点を左折して県道84号線に入り、そこから約9kmほど進むと県道32号線とのT字路なのだが、そこを右折してさらに3kmほど進み、横を流れる月田川を渡る直前の狭いT字路を左折し、姫新線高架下をくぐって100ｍほど進んだ道路沿い右手に、石垣の上にある大きな古民家のお店を構えるのが、横路珈琲である😁。

 

実はこのお店は、今は誰も住まれていない、お店のママさんの旦那様の実家を改装したものなのだ。パパさんはサラリーマンで、平日は夫婦で近郊の市に住んでおられて、基本的に金曜日夜から日曜日までこちらに来られて、田んぼや山のお手入れなど農作業もされているのだ。ママさんの言葉を借りれば、「商売というよりも全くの趣味」でされているお店なのだ😁。

実はこのお店は、コーギー看板犬のお店としては訪問難易度が極めて高いお店なのだが、その理由は３つあるのだ。1つ目の理由はロケーションである。このお店は最寄りの高速インターが北房ICか落合ICになるのだが、両インターからとも、約15km(約20分）ほどあり、周りはポツンポツンと民家が点在するのみの、中国山地の奥深い位置にあるのだ。特に冬は、雪や凍結で訪問は難しい日が多いだろうなぁ🙂。


2つ目の理由が、営業日の少なさと臨時休業の多さである。月初めにお店のインスタに当月オープンスケジュールが黒板で公開されるのだが、基本土日営業のみで、かつ営業日前日に、突然営業時間の変更や休業などがお店のインスタで発表されたりすることがあるのだ🙂。


3つ目がアトム副店長の体調である。以前はほぼ毎週出勤していたのだが、13歳になって体調不良が多くなったようで、今年夏にこたパパが２回訪問した際もお休みで、今回会えたのは体調が復活し、数か月ぶりの出勤（インスタ事前告知有）の時だったのだ。そして今回、アトム副店長復帰祝いとして、小太郎ミニのぼりをプレゼントさせて頂いたのだ😆。



このお店が凄いのは、１日数組の来店が普通というママさんが「趣味」と言われたお店の中身が尋常ではないレベルで、しかも超ユニークなのだ。店内入口横には本格的な焙煎機が設置されており、実はパパさんが焙煎をメインにされているのだが、豆の種類や焙煎の程度でママさんとの意見が合わず、いつもけんかになってしまうそうである😅。


そして反対側には本格的な薪ストーブ。これがまたいい雰囲気なのだ。今回こたパパは記念に、ママさんから薪をくべさせてもらったのだ。ちなみにストーブ本体より煙突の方が断然高いそうである😄。


入口正面奥の厨房。窓側の棚にあるコーヒーカップは、年代物が好きなママさんがネットオークションなど、様々な方法で収集されたものだそうだ🙂。



厨房の前には木製カウンターが設置してあり、ママさんの過去読了本がずらりと陳列されているのだ😁。


こちらが入口右手のメインスペース。これがとても「趣味」というレベルではないのだ。右手奥の二人席横には、ママさんが気に入っている絵本とミニチュアセットが置かれているのだ😆。




さらにその奥手には縁側を改造した大きな木製ベンチが設置されているのだ🙂。


そして、大きなのれんの向こうには、素敵なアンティークものに囲まれた和室に大きなガラステーブルが設置されているのだ😲。



部屋からはお庭が見えるのだが、外側には何とテラス席まで設置されているのだ😯。



店内左手スペース。写真右下のテレビはかなりの年代ものである😆。


ユニークなのがメニュー表。実は古いガラスケースに毎週ママさんが当日の提供メニューを書いていくのだ。そしてほぼ毎週メニューが変わるのだ😲。


壁面にはコーヒーのメニュー表。アトム副店長不在の際に２回お伺いした際は、ジンジャーアイスコーヒー系を注文したのだが、今日は少し冷えるのでホットにしよう😃。


ということで、今回こたパパは「栗ジャムバタートースト（500円）」と4種類の豆をブレンドした「横路ブレンド（500円）」を注文させて頂いたのだ。しばらくして到着したのがこちら😆。


栗ジャムというのはこたパパ初体験だったが、ジャムと言うより餡に近い感じ。バターとの相性が良く非常に美味しい。またママさんによると、デザートの柿がものすごく美味いとのことだったが、食してみると確かに渋みが全くなく、甘くて美味しかったな。トーストはもちろん席下で待機しているアトム副店長と小太郎にもお裾分け。もちろん二人とも瞬食だったな🤤。


またママさんが時々軽トラで出張カフェをされているということで、別建物にある木製カフェを拝見しに伺ったのだ。知り合いの大工さんに15万くらいで作製してもらったそうだ。イベント出店というより、過疎の集落に訪問して、来店される方と長時間おしゃべりするためのものだそうだ。何と軽トラに直接乗っけて木製スペースの中でコーヒーを作って提供されるそうだ。しかしパワフルなママさんだなぁ😲。





ガレージから戻って、こたパパはあの薪ストーブの前の椅子に座ってみたのだ。まあこれがフカフカで何とも言えずいい気持ちだったなぁ😆。


実はママさんは過去に、現在のご自宅でカフェをされた経験があって、閉店後こちらで建物を改装してこのお店を始められたのだ。とにかくこのお店は、ママさんの「好き」を集めた趣味のお店には違いないのだが、コーヒーに関してはその域をはるかに超えた感じなのだ。ちなみにパパさんはサイフォン派、ママさんはネルドリップ派（時々ペーパー派）だそうだ😲。

 

来客も少ないので、時間がゆっくり流れていて何とも心地よい。ママさんも忙しいのが嫌ということで、逆にお客様が少ない方がいいとさえ思われているようである🤔。

 

ちなみにママさんは白髪のマッシュルームカットで、外見はファンキーな方だが写真は少し苦手のようだ。ご自身は「何でも思いついたらやらずにはおれない性格」だそうだ。はっきり言ってこたパパと少し似ている個性的な方だが、こたパパにはこの店が「超居心地が良い」ので、訪問した３回とも１時間半くらい滞在し、その間ママさんとずっとしゃべりっぱなしなのだ😆。

 

パパさんは既に年金を頂ける年齢のようで、アトム副店長が最初で最後のワンちゃんになると言われていたな。こたパパはアトム副店長に、最低18歳までは勤務するように伝えたのだが、まだ体調は万全ではないようだ。いろいろ考えると、山も色づく今から約１か月間がベスト訪問期間ではないかなぁ🤔？

 

コーギー看板犬のお店としては日本最高クラスの訪問難易度だが、特にコーギー飼いの皆様には、毎週お店のインスタを確認しながら、是非１回は訪問して頂きたいと思っている、こたパパである😉