こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
本日は「2025米不足騒動の不可解」についてのお話。
昨年からの米価格高騰が一向に是正されないため、ついに先週1/24に江藤農相はこれまでの方針を転換して、備蓄米放出のため、その運用を見直す方針を発表したのだ。こたパパはこの方針自体は米価格が下がるので賛成なのだが、そもそもこの米不足騒動がなぜ起きているのかについて、非常に不可解だと感じているのだ🤔。
今回の米高騰に理由については様々な意見があるのだが、主要な理由とされているものについて、こたパパはその一つ一つ、超素人なりに少し調べてみたのだ🙂。
(1)猛暑で米が不作だった
確かに猛暑は事実だが、実は米の出来を示す昨年の米作況指数(平年並み100)は101である。しかも、令和6年の主食米生産量は683万トンで、令和5年と比較して22万トンも増加しているのだ。更に令和6年産1等米比率は昨年末時点で77.1%となっており、令和5年産(61.3%)と比較して何と15%以上も改善されており、猛暑の影響は皆無に等しいのだ😲。
(2)インバウンド増で米需要が増えた
2023年のインバウンド観光客の数は2507万人、2024年は3687万人だから、確かに1200万人近く増加しているが、平均滞在日数は10日程度なので、常時人口に換算すると1年で約33万人ほど増加したことになるな。ただ2024年10月時点の昨年同期国内人口減は約56万人に上り、更にインバウンド需要が3食米食ではないことを踏まえると、米の国内総需要でいえば、むしろかなり減少しているはずである(だからこそ減反政策が継続されているのだが)🤔。
(3)米輸出量が増えた
令和6年産日本米生産量は約683万トンであり、前年度輸出量の伸びはわずか1万トン程度の増加(全体の0.0015%程度)に過ぎず、これはほぼ無視してよい影響である🙂。
以上のことからわかるのは、日本国内には明らかに昨年同期並み以上に米があるという事実である。つまり今回の米高騰は米自体の不足ではなく、流通不足が原因なのだ。そこで問題になるのが、その米がどこに眠っているのか、そして米価格が高騰して利を得るのは誰かということである🤔。
ここでこたパパが思い出すのは、農林中金が金融商品運用の失敗で、今年3月期において何と1.5兆円超もの大赤字決算となるという、昨年秋に発表されたニュースである😓。
もちろん農林中金とJAは超密接な関係にあるのだが、先般の農水省の備蓄米放出の方針に対し、早速一部JAから反対の意向(価格が下がるから?)が示されたのが象徴的なように、流通制限で米価格が高騰した状態をキープしたいのは、実はJA(農林中金+一部農水省)なのではないか🤔。
こたパパはもちろん農業の専門家ではないので、詳しいことは不明なのだが、今年度末の農林中金決算(特に預入金額増減)や各地(特に米どころ)のJA決算をみれば、自らの巨額損失を米価格高騰という形で、広く国民に負担転嫁している実態が何となくわかるのかなぁなどと、全く超素人考えでどうしようもない、こたパパである😉。
2025米不足騒動の不可解
2025年1月29日
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