年金改革法案衆議院通過に思うこと

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「年金改革法案衆議院通過に思うこと」についてのお話。

 

今国会で最重要法案の一つである「年金制度改革関連法案」が、5/30衆議院本会議で自民・公明・立憲民主党の賛成多数で可決したのだ。これから参議院で議論があるものの、事実上今国会で可決成立することは確実な情勢なのだ😐。

 

マスコミやネットでよく取り上げられるのが、厚生年金の積立金を基礎年金の引き上げに使うことが、「流用」ではないかという批判であるが、今回の改正案にはそれ以外にも多くの議論すべき問題があったにも関わらず、法案提出からわずか10日間という超スピード審議だったのだ😲。

 

主な項目だけでも、

(1)「106万の壁」撤廃問題(パート等加入要件緩和)

(2)在職老齢年金制度の見直し(50万→62万)

(3)遺族厚生年金の見直し(男女差解消他)

(4)保険料算定上限の変更(65万→75万)

(5)私的年金制度(iDeCo他)改正

など多岐にわたるのだが、各種問題点も含め今国会ではほとんど議論されていないに等しいのだ🤔。

 

この中でも意外に知られていなかったのが、遺族厚生年金制度の見直しではないかなぁ?「男女差解消」など評価される点もあるのだが、特に女性にとっては最も影響度合いが大きい改正案となっているのだ😓。

 

女性の場合、現在は30歳以上の死別で子供がいない場合は、配偶者報酬比例部分の3/4が「無期」で受給できるのだが、なんとこれが増額は多少あるものの「5年有期」に短縮されるのだ。さらに40歳以上65歳未満で同一生計の子がいない妻などに支給されていた「中高齢寡婦加算」も廃止されるのだ😲。

 

その背景に「女性の社会進出」があるといえば、一見聞こえは良いのだが、要は国全体の労働力不足を補うために「遺族年金打ち切るから早く社会で働いてね」と国家が宣言しているということである。いずれの改正も段階的実施とはいえ、なかなかその影響はかなり大きいはずなのだが、国民の多くはその内容さえ知らないのが実態だろう🤔。

 

さらに今回の改正で、国民の多くが「基礎年金部分が増」になるとのことだが、それは今後毎年2兆円もの税金が新たに投入されるからであって、その財源は全く議論されていないのだ😲。

 

つまりこの法案成立は、将来2兆円分の増税がほぼ確定するということなのであり、これでは年金が増えると言っても、結局タコが自分の足を食べていることと同じなのだ😓。

 

こたパパには今回の年金改革関連法案が、現在話題となっている米不足騒動で国民の目が逸れている間に、多くの問題点が含まれたままその議論もせず、どさくさに紛れて成立させようとしているように見えるのだ🤔。

 

と今までにいろいろと書いたが、あと数年で退職再雇用の身分となり、かつ今回改正案には余り大きな影響を受けない自身としては、今回の年金制度改正も「まあしょうがないか」と感じてしまう、情けないこたパパである😅。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次