鬼平犯科帳


こたパパです。

 

今日は「鬼平犯科帳」についてのお話。

 

先日歌舞伎役者で「人間国宝」でもある、中村吉右衛門さんが亡くなられた。「鬼平犯科帳」における長谷川平蔵役といえば、真っ先にこの方の名前が挙がるのではないかと思われるほどの当たり役であった。いろいろな記事でも記載しているが、こたパパは「鬼平犯科帳」の大ファンだったので、非常に残念である😭。

 

こたパパが好きな時代劇TOP3は、「鬼平犯科帳」「必殺仕事人」「影の軍団」である😍。どれも人気作品であり、シリーズ化もされているのだが、ある共通した特徴があるのだ。それは、「勧善懲悪」ではないということである🙂。

 

いわゆる時代劇は、基本的に「勧善懲悪」が主流である。代表的な作品では「水戸黄門」や「遠山の金さん」「暴れん坊将軍」「大岡越前」「銭形平次」「桃太郎侍」等々。こたパパはこれらの作品に、大げさに言えば「お上の権威」に対する日本人の弱さや、多少の「表面っぽさ」「嘘っぽさ」を感じるのだ😅。

 

もちろん、TV時代劇はエンターテイメントなのだから、現実世界とは異なった「勧善懲悪」に「溜飲を下げる」ことも悪いことではない。実・際こたパパもそれほど嫌いではないのだが・・・・・・😄。

 

ちなみに、こたパパが最も好きな「鬼平犯科帳」に登場する長谷川平蔵は実在の人物である。しかも、ドラマで中村吉右衛門演じる長谷川平蔵は、実際かなりよく似ていたようで、若いころ遊び呆けて家の金を使い込んだり、非常に有能で、かつ人情味あふれる人物だったことも本当だったらしいのだ😲。

 

こたパパは、特に盗人でも、事情のある人間は目こぼししたり、使えそうな人物を手下に使う等、「清濁併せ呑む器量の大きさ」に、現代の世知辛い世の中のアンチテーゼを感じていたのかもしれないな。

 

銀行員で言えば、「担保がないと融資しない」ではなく、借り手の人間性を見る「器量と度量」が欠けているということかな。現代の政治家や経営層が「小粒」になったと言われるのは、効率性や安全性のみを重視し、人間的魅力(大きさ)が不足していることも無縁ではないだろう🤔。

 

ドラマ全体に流れる、セリフや行動の「粋」な感じも魅力的であるし、また、エンディングに流れる、Gipsy Kingsの「Inspiration」は、本当に秀逸な選曲である😄。


そして、もうひとつこたパパが好きなのは、「食」に関するシーンなのだ。ドラマでは時々料理のみ得意な同心が出てきて、いろいろ「料理うんちく」を語るのだが、これが実に食欲をそそる解説なのだ。また、密偵たちと長谷川平蔵が囲む「五鉄」の「軍鶏鍋」が実に美味しそうなのである😍。

 

実は、その「五鉄」のモデルとされている店が東京にあったのだ。原作者の池波正太郎氏も頻繁に通われていた、両国の「かど家」である。このお店は、江戸時代創業の老舗であり、当然こたパパの「100年老舗飲食探訪」で、真っ先に訪問したいお店リストに入っていたのだが、2018年に惜しまれつつ閉店されてしまったのだ😭。

 

だが、あきらめるのはまだ早い。実は東北自動車道羽生パーキングエリア(上り)に、あの「鬼平犯科帳」の世界観を表わした「鬼平江戸処」があるのだ。しかもあの人形町「玉ひで」プロデュースで、「五鉄」の「軍鶏鍋」が食せるらしいのだ。ここは「100年老舗飲食探訪」とは関係なく、こたパパが必ず訪問すると心に決めている場所なのである😁。

 

そういえば、出演者もかなりの方が鬼籍に入られたんだな。筆頭与力の佐嶋(高橋悦治さん)相模の彦十(江戸家猫八さん)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦さん)、小房の粂八(蟹江敬三さん)時代の流れは速いものである😥。

 

最近は視聴率等の関係で、時代劇はめっきり少なくなってしまったが、こういった人情味あふれる時代劇なら、カオスで世知辛い今の時代だからこそ、一定のニーズがあるのではと感じているこたパパである😉。

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