こたパパです。
今回ご紹介するお店は、まんばやさん。
倉吉商工会議所会館の隣にある、こじんまりとしたお店である。お店内にはほぼ等身大のアニメキャラクターが置かれていて、和菓子屋としては一見違和感があるのだが、実はこのお店に限らず倉吉市内の主な飲食店は、アニメキャラクターとのコラボ企画を実施していて、なかなか評判だそうである。そう聞くと、今昔バランスの取れた店構えのように見えてくる・・・・😄。
そもそも鳥取県はアニメとの関係性が深く、鳥取空港を「鳥取砂丘コナン空港」、米子空港を「米子鬼太郎空港」という名前に変更したり、境港には「ゲゲゲ鬼太郎」でおなじみの水木しげるロード等があり、アニメコラボが盛んな土地柄なのだ。
正面ショーケース内には、品数は少ないものの羊羹やカステラが陳列されていた。
また、手前のケース内には、美しい干菓子が並んでいた。
狭いながら、落ち着いた品のいいイートインスペースも用意されている。
お店の方に代表銘菓をお聞きしたところ、昔から「志ば栗」が有名とのことだったので、10個入り(570円)を購入させていただいた。
上質な和紙のような包み紙に栗が描かれている。
栗の形をした、小さなお饅頭である。
切ってみると、いわゆるホロホロ系の白餡が入っていた。
一口で食べれる大きさなのだが、白餡の甘みは少し強めかも。まあ、白餡だけ食べることもそうないだろうが。ただ、このあとまた例の問題が出てきたのだ。「栗の味がしない・・・?」
このパターンは以前紹介させていただいた、山口県下関市の梅寿軒さんの「梅もなか大納言」と同じケースでは?原材料を確認すると、やはり栗は入っていなかった。またまたこたパパの早とちりである😅。
ただ、栗が入っていないからといって、がっかりしたわけではない。うまく表現できないが強いて言えば、食感は表面皮のしっとり感と中の白餡のホロホロ感のコントラスト感があり、味としてもそれほど甘くない表面皮と甘い白餡のコントラスト感があるといった感じの、まさに現代アニメと老舗和菓子がコラボしている「一体感」を体現しているお菓子なのだ😉。
と思ったら、袋に別のお菓子が一つ入っているではないか。恐らくおまけで入れてくれたのだろう。それがこちら。(誤って先に袋を少し破いてしまったが・・・😓)
開けてみると、先ほどの志ば栗とほとんど同じ形のまんじゅうだ。ただ、大きさが全然違う。
切ってみると中に栗が・・・・・
そう、ちゃんと栗入りバージョンもあったのだ。商品としては志ば栗の方が有名らしいのだが、食べ比べると、こたパパ的には断然このかち栗がお勧めだ😍。
対応して頂いたの大女将さんのようだったので、後継者のお話を伺うと、お孫さんたちはまだ誰も後を継ぐ予定がないとのこと。やはり、コロナ禍の影響もあり、なかなか難しいようだ。まだ学生の方もおられるので、将来どうなるかと苦笑されていた。
お菓子に保存料や添加物を使われていないため大量生産は難しいそうだが、どんなに規模が小さくなっても名前だけはなんとか残したいというのが、大女将の希望であった😕。
ただ一人、まだ学生のお孫さんがお店を継いでくれることを祈るばかりである🙁。
店名:まんばや
創業:1877年(明治10年)
住所:鳥取県倉吉市明治町1031-27
電話:0858-22-3261
営業:8:30~18:30
定休:月曜
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