吉田大洋堂


こたパパです。

 

今回ご紹介するお店は、吉田大洋堂さん。

 

山陰地方の大動脈である国道9号線を、鳥取市から因幡の白兎伝説で有名な白兎海岸方向に走り、白兎海岸過ぎてをさらに5分ほど西に向かうと、JR宝木駅と国道9号に挟まれた狭い住宅エリア内にあるのが、吉田大洋堂である。このお店の情報は極めて少ないのだが、現在は酒屋業がメインとなっているようだ🙂。

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お店に入ると、左手にお菓子の小さなショーケースがある。ご主人に100年飲食探訪で訪問した旨お伝えすると、何と最中とお茶を出して頂き、お話をお伺いできたのだ😝。途中で奥から、現ご主人のお母さまも出てこられた😮。

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実は、吉田大洋堂はその昔鳥取や米子でもお店を出されていた、かなり有名な和菓子屋だったようだ。色々あって、各お店は全て処分され、現在はこの建物で、現ご主人が少しだけお菓子を作られているとのことだった😃。

 

代表銘菓をお伺いすると、一番古いのは「宝木もなか」だが、「梅の香」というお菓子もお勧めだということで、両方頂くことにした。「梅の香」は梅酒ゼリーのようだ。驚くべきはその価格!!。両お菓子とも110円なのである😲。

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最中に描かれている「菖蒲綱の里」だが、これは地元の「宝木」と「水尻」の子供達で伝承されている「因幡の菖蒲綱引き」の行事を表わしているのだ。このイベントは旧暦5月5日(現在は6月初旬の日曜)に行われ、国指定重要無形民俗文化財にも指定されているのだ😄。

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袋を開けてみると・・・

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切ってみた感じ。「宝木もなか」はこたパパが好きな粒あん。「梅の花」はプルンプルンだ。

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食してみると、「宝木もなか」は皮が薄く粒あんぎっしりで、いわゆる「王道の味」。「梅の花」は梅酒だけに、やはり大人向けのさわやかな後味さっぱりのゼリーだ😁

 

残念ながら後継者はおられず、このお店がなくなるのもそう遠い日ではないだろう。しかし、今は細々かもだが、100年以上の歴史を守り続けてきたお店だ。最近はレモンケーキも好評らしいのだが、興味のある方は、是非早めの訪問をお勧めするこたパパである😔

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店名:吉田大洋堂
創業:不明(大正前期?)
住所:鳥取県鳥取市気高町宝木894
電話: 0857-82-0710
営業:不明
定休:不明

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