高砂堂


こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回ご紹介するお店は、高砂堂 さん。

 

JR秋田駅西口付近から伸びる県道28号線(広小路)を旭川方向に向かい、広小路西交差点を右折して県道233号線を旭川に沿って直進し、一つ目の信号を左折して、旭川を渡ったすぐの4つ角に、歴史感あふれる風格あるお店を構えるのが、高砂堂である😃。


それもそのはずで、実はこのお店は建物自体が登録有形文化財に指定されているのだ😲。登録有形文化財に指定されている和菓子店といえば、こたパパが真っ先に思い出されるのが、昨年訪問させて頂いた、香川県琴平町にある、へんこつ屋さんである(現在閉店中😭)。


実は店内では若女将に対応頂いたのだが、こたパパが小太郎と「100年老舗節約グルメ旅」の途中ということを聞かれて、店内の見どころをいろいろいろ丁寧に教えて頂いたのだ😌。先日閉店されたへんこつ屋さんもそうだったが、まず天井が特徴的で素晴らしいのだ😆。


店内にあるこの時計はドイツ製で、なんと分を扇形で表示させる、100年以上前の極めて珍しい一品なのだ😁。


お店の中は大きく3つのスペースに分けられるようだ。一番手前が店舗スペース、その奥が休憩及び歴史的展示物のスペース、更にその奥が各種お菓子製造スペースである。

真ん中のスペースには、明治時代の営業許可証や建物の写真が掲示されているのだ。



店内ショーケース内には、様々な種類のお菓子が陳列されているのだ😄。


しかし、このお店の代表銘菓といえば、なんといっても「りんごもち」である。昭和と平成の2回にわたり、天皇皇后両陛下にお召し上がり頂き、購入されたという、昭和初期から続く名菓なのだ😲。当然ながらお店前の看板もりんごもち一択である😄。

このお菓子は1個から購入可能なのだが、大きさとしては非常に小さく、またパッケージが可愛いらしいので、箱入りとしては最小の「りんごもち(10個:640円)」を購入させて頂いたのだ😝。ちなみにパッケージは2種類だが、中身は同じである😄。


秋田県産の餅米とリンゴにこだわった羽二重餅である。商品の箱の中には、リンゴ生産者のお名前まで入っているのだ😄。


 


切って見た感じ。こたパパが以前福井で食した羽二重餅の中では、錦梅堂さんとよく似た厚みである。食してみると、滑らかな羽二重餅の食感中からリンゴのほのかな風味が広がる、上品で美味しいお菓子である😁。


実は応対の途中で、衝撃的な事実を知ることになったのだ。若女将はこたパパが一昨年12月にこたママがいなくなったことを知ると、実は自分も昨年こたパパと同じ境遇になられたことを話され、こたパパの気持ちがよくわかると言われたのだ😥。

 

当代をはじめ、ご家族の皆様は恐らく相当な失意の中でお店を懸命に守られている状況なのだろう。こたパパはそれ以上、あえて深くはお聞きしなかったのだが、この時こたパパが思い出したのは、和歌山県串本町の若松屋 本店さんや、石川県七尾市の山藤屋さん、三重県鳥羽市にある県内最古の寿司屋である、すし梅さんである😐。

 

また後日ご紹介予定だが、岩手県内でご主人の急逝に伴い急遽3代目を奥様が引き継がれ、苦労されながらも当時小学生だった息子さんが成人されてから4代目のバトンを繋いで、見事創業100年を迎えられた和菓子店もあるのだ🙂。

 

若女将には最後の小太郎の記念撮影にもご協力いただいたのだ。お店によって状況は様々なので、軽々には言えないのだが、とにかくこれだけの歴史と実績がある名店である。何とかお店が継続して頂くことを切に願う、こたパパである😣。


 

店名:高砂堂
創業:1894年(明治27年)
住所:秋田県秋田市保戸野通町2-24
電話:018-823-0532
営業:9:00~19:00(祝日18:00)
定休:日曜・毎月15日・元旦

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