こたパパです。
今回ご紹介するお店は、すし梅 さん。
JR参宮線の終着駅である、JR鳥羽駅南口前を走る道路を鳥羽港方面に向かい、一つ目の信号を右折して、岩崎通りに入りそのまま300mほど走ると、道路沿い右手に風格あるお店を構えるのがすし梅である。明治元年創業の、三重県最古のお寿司屋さんなのだ😄。
お店に入ると、右手には雰囲気のあるカウンター席😁。
店奥には、テーブル席が4卓ほどある🙂。
そして、お店奥左手には、100年老舗飲食店ではおなじみの小上がりである😃。
しばらくすると、店奥からご主人がいらっしゃったのだ。なんと御年94歳にして、現役バリバリの寿司職人なのだ😲。開店直後にお伺いしたせいか、お客様はこたパパ一人だったので、幸運にもいろいろ貴重なお話を伺うことができたのだ😝。
店内各所には、ご主人が作成されたバラン細工が展示されているのだ。バランとは、よくお寿司と一緒についてくるあの緑の葉飾りである。今は大半がプラスチック製になっているのだが、本物は、「葉蘭」という本物の大きな葉っぱを使っており、これらの作品はご主人が「葉蘭」を実際に切って作成されたものなのだ😲。
実際の「葉蘭」は写真右だそうだ。実際には、葉を取ってから2週間もすると、緑から金色に変色するのだそうだ😃。
ご主人を取材した、昔の雑誌の記事を見せて頂いた。ご主人は若い時から全国寿司コンテストの審査員を長年務められ、何と天皇陛下主催の園遊会に招かれたこともあったという😲。
こたパパがどれにしようか考えていると、ご主人がこれが一番お勧めで評判が良いと言われ、ラミネートを持ってこられたのだ。値段が書いていないのが多少気になったのだが、伝説の寿司職人のお勧めを断るわけにはいかないな😅。
こたパパは、当然お弟子さんが握られると思ったのだが、何とご主人自らが握られると言われるのだ。この商品だけは絶対に変なものは出せないというプライドがあるのだという。お客様もおられなかったので、何とこたパパは厨房の外から実際にご主人が握っておられるところを拝見することができたのだ😄。
そして、運んでこられたお寿司がこちら。第一印象は「ネタもシャリも大きい」である。値段を聞いてまたびっくり。これは「特上すし(2900円)」とのこと。明治元年から続く老舗で、94歳の伝説の寿司職人が直接握って頂いた寿司が、2900円である😲。味はもう言うまでもないだろう。こたパパが大好きな「孤独のグルメ」の井之頭五郎の名言を借りれば、まさに「俺は歴史を食ったのだ。」である😜。
実はご主人が、自分が寿司職人が大好きという以外に、この年まで頑張っておられる理由があるのだ。それは後継者問題である🙁。
実はご主人の息子さんである5代目が、急なご病気で寿司職人を続けられなくなってしまったのだ😢。その時お店を守ろうと手を挙げられたのが、何とご主人のお孫さんだったのだ😝。何せ三重県最古のお寿司屋がなくなるかどうかの瀬戸際だったのだ。ご主人は、すごく嬉しかったとおっしゃっていたな😁。
つまり、ご主人の最後のお弟子さんは60歳以上離れたお孫さんなのだ。6代目はまだ30代である。このため、伝説の寿司職人は今だ現役で頑張っておられるのだ。こたパパは65歳や70歳まで働くのがつらいと思っていた自分が恥ずかしくなったのだ😅。
思い切って、記念に厨房で写真をお願いしたら、快く引き受けて下さった。この方が94歳にして現役寿司職人の松井偀吉さんである😄。
いやー、今回は非常に貴重な経験ができて良かった。お辛い経験を経て今だ現役を続けておられることに頭が下がる思いである。こたパパも「100年老舗飲食探訪」活動を頑張らねば🤔。これから、少なくとも100歳までは現役の寿司職人を続けて頂きたいと心から願っている、こたパパである😌。
店名:すし梅
創業:1868年(明治元年)
住所:三重県鳥羽市鳥羽1-3-10
電話:0599-26-2045
営業:10:00~21:00
定休:火曜
創業:1868年(明治元年)
住所:三重県鳥羽市鳥羽1-3-10
電話:0599-26-2045
営業:10:00~21:00
定休:火曜
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