若松屋 本店


こたパパです。

 

今回ご紹介するお店は、若松屋 本店さん。

 

JR紀勢本線串本駅前を走る駅前通りを海に向かって700mほど走ると、道路沿い右手にお店を構えるのが、若松屋 本店である。お店はかなり大きいのだが、半分以上はシャッターが降りていて、実際の営業店舗は正面左手1Fの限られたスペースである😀。

IMG_9698.jpg

お店に入ると、右手はクリスマスチックな飾りつけである。女将さんによるとこの飾りつけは1年中だそうだ。実はシャッターで閉められたこの奥のスペースは、その昔喫茶店を併設しておられたのだ😄。

IMG_9699.jpg

その横には、レトロ風電話機。ん?この形の電話機はどこかで見たような・・・そうだ。確か徳島の小男鹿本舗 冨士屋さんにも置いてあったな。女将さんによると、現在は使っていないそうだが、近所の子供たちがよく見学に来るそうだ😁。

IMG_9703.jpg

お店正面の大きなショーケースは現在使われていないのだが、その奥に賞状が掲示されているのだ😃。

IMG_9708.jpg

現在はほぼパン販売のみだが、かつてはドイツ菓子やマドレーヌ等の製造販売もされていたのだ😁。

IMG_9702.jpg

そしてお店左手には、十数種類のパンが並べられているのだ😄。

IMG_9709.jpg

女将さんに代表商品をお伺いしたところ、「めろんぱん」だそうだ。このパンは帰省した地元の方や、遠方からもわざわざ買いに来るほどの、地元のソウルフード的な商品だそう。

 

ということで、こたパパは今回この「めろんぱん(189円)」を購入させて頂いたのだ😝。実はこのめろんぱんは、普通のめろんぱんではなかったのだ。まずすごく重たいのだ😆。

IMG_0163.jpg


表面のクッキー生地部分は通常メロンパンと異なり、極めてしっとりしている。そして切ってみると、中にしろあんがぎっしり詰まっているのだ😲。

 

食してみると、しっとり表面生地にパンの柔らかさとしろあんの滑らかさが一体となった、少々不思議な食感だが、まさにメロンパンとあんぱんの合体版のような、甘さ控えめの美味しいパンであった😜。

IMG_0165.jpg

実はこたパパは女将さんから、衝撃的な話を伺ったのだ。以前は国道沿いにもお店を出されていたのだが、数年前お店を継がれた長男さんが過労で倒れ亡くなられたのだ😭。

 

そこで現在は、お店の規模を縮小し、この本店のみで、長男さんが残したレシピを頼りに、女将さんの娘さん(妹)が、数種類のパンを兼業で作られているのだ。このため、お店の将来は極めて不透明な状況なのだ😖。

 

さらに、現在の本店の立地は、昔はメイン通りだったのだが、すぐ横に大きな国道42号ができたため、現在は交通量や人の往来が激減している状況で、女将さんは非常に寂しいとおっしゃっていた😥。

 

跡継ぎの長男さんを突然失われた女将さんの悲しみは想像を絶するに余りある。こたパパもこたママを亡くしたばかりで100年老舗飲食探訪の話もさせて頂いたのだが、こたパパ調べでは、このお店は和歌山で唯一の明治時代創業のパン屋さんのはずだ。なんとかこのお店が残ってほしいと願うこたパパである🙁。

IMG_9711.jpg


 
店名:若松屋 本店
創業:1890年(明治23年)
住所:和歌山県串本町串本939-1
電話:0735-62-0348
営業:8:00~19:00
定休:日曜

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次