世界競争力ランキングに思うこと

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「世界競争力ランキングに思うこと」についてのお話。

 

スイスの有力ビジネススクールであるIMD、毎年発表している「世界競争力ランキング」が、6/17に発表されたのだ。調査対象は67か国・地域なのだが、日本は昨年の35位からさらに順位を3つ落として。2年連続過去最低となる38位になってしまったのだ😩。

 

日本は、バブル期の1989年から1992年まで1位、その後も1995年までは5位以内だったのだが、1998年以降はほぼ20位台で推移し、2019年からは30位台というパフォーマンスである。アジアだけみても、シンガポール1位、台湾8位、中国14位、韓国20位、タイ25位、インドネシア27位などとなっていて、日本は少なくとも競争力においては世界でも類を見ない凋落国になっているのだ😭。

 

競争力の算出方法だが、経済パフォーマンス」、「政府の効率性」、「民間の効率性」、「インフラ」の4カテゴリー(20項目)の計336指標から計算されているのだが、2/3が数値データ、1/3が企業幹部へのヒアリング(アンケート)調査となっているのだ🙂

 

傾向的に見えるのは、実は日本の経営層のアンケート調査結果は総じて悲観的で、順位を落とす要因になっていいるようである。また、「ビジネスの効率性」や「生産性と効率性」指標は50位台であり、その背景にあるのが雇用規制のようだ。人材の流動化は近年かなり進んできたものの、まだまだ解雇規制等が強いということなのかな。また、「起業環境」「国際経験」「機敏性」項目は何と最下位というから、まだまだ「保守的かつ閉鎖的な日本」ということなのだろうな😓。

 

生産性の観点で言えば、大企業の生産性を100とすると、50人以下の企業の生産性は80%程度、特に家族経営規模だと40%以下となるようだ。こたパパは全国100年老舗旅において、特に小規模のお店が苦境にあることを実感しているのだが、例えば和菓子であれば、「手作り」というポリシーがあるお店は、機械を導入すること自体が考えられないので、これはなかなか難しい問題だなぁ😩。

 

確かにこのままでは、日本は衰退国一直線という感じだが、かといって効率性一辺倒の均一社会は味気ないものである。和菓子にしても全部工場生産にしてしまえば確かに効率的だろうが、手作り少量生産にも、生産性だけでは語れない良さがあるのだ😁。

 

自身がいわゆる大企業に属している実感から言えば、小規模企業の効率化を図る前に、大企業内の非効率な各種ブルシットジョブをなくす方が先ではないかと思ってはいるものの、かといって人材流動化の名のもとにリスキリング強化」や、「解雇規制」が緩和されるのは困るなぁとも思っている、全く自分本位のこたパパである😅。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次