こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
本日は「ホワイト過剰社会の息苦しさ」についてのお話。
先週、パリオリンピックの体操女子日本代表選手の喫煙・飲酒問題で、当該選手のオリンピック出場を辞退するとの報道があったのだが、このことに対し各種SNS上では正に「賛否両論」となっているのだ😐。
特に前東京都都知事で、現参議院議員の猪瀬氏は、Xで「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!︎ 規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」と発言し、物議を呼んでいるのだ😲。
さらに、作家の門田隆将氏も、「日本体操協会の所業に絶句。投票権も持つ19歳の体操選手が喫煙で代表辞任に追い込まれる異常さ。厳しく注意し『以後気をつけなさい!』と指導すべき話。五輪に賭けるアスリートの思いを軽んじ、生涯に亘る悔いを残させた協会幹部。頭、大丈夫か」と厳しく批判し、その他同じ五輪アスリートだった為末大氏や、評論家のひろゆき氏、尾木ママも同様の立場のようである😐。
それに対して、元宮崎県知事の東国原英夫氏は、元来成人となった18歳の飲酒喫煙を認める派ではあるものの、現時点では違反なのだから「今回の措置は当然」と評価されており、元大阪府知事の橋本氏もほぼ同じ意見で、世間一般もどちらかと言えば「出場辞退やむなし」の意見の方が多いように思うな😐。
こたパパはかなり以前、「ハンドルの遊び」という記事を記載したのだが、どうも最近日本社会全体に余裕がない(不寛容)というか、「きよしのズンドコ節」の歌詞にある「そっとめくばせチャーシューを、いつもおまけに2,3枚」を「ほほえましい情景」ではなく「業務上横領」としかねない、過剰なホワイト指向による息苦しさを感じるのだ😓。
今回の件で、「オリンピック日本代表主将としての自覚が足りない」とか、「規則に明記されている」とか、「オリンピック強化施設には税金が投入されている」いう指摘も確かに「正論」だが、自身を振り返れば、19歳の頃は大学の新歓コンパなどで飲酒していた(もちろん悪い事だが)し、というかこたパパの記憶から言えば、正直周りのほとんどの大学生はそうだったはずである🤔。
「甘い」との批判覚悟で言えば、オリンピックへのストレスから、1~2度飲酒喫煙したくらい(本当ならだが)で、小さい頃からほとんど娯楽や自由時間もないまま、競技一筋に打ち込み、やっと獲得したオリンピックの出場資格まで奪うほどのことなのだろうかとこたパパは思っているのだ😩。
この日本代表選手を批判している方々は、20歳以下での飲酒や喫煙、信号無視や立小便、スピード違反や自転車二人乗り、くだらない内容の各種校則違反や、人の庭の柿の実を取るといった、世の中のあらゆる法令違反を恐らく一度もされたことがないのだろうが、「日本代表主将なのに自覚無し」というのは明らかに差別であり、そうじゃない人はやってもいいのかという話になるのだ🙂。
もし本人が記者会見をして、今回の事を深く謝罪したうえで、「生涯に一度きりかもしれない今回のオリンピックには何とか出場させて頂けないか」と発言していたら、それでも今批判されている方々はやはり出場を否定されるのだろうか?体操協会は安易に出場辞退するのではなく、むしろ選手と一緒に泥をかぶる覚悟で、そのくらいの記者会見をやってもよかったのではないかとさえ思うのだ🙂。
今回の件についてはもちろん賛否両論あるが、「水清ければ魚棲まず」ということわざもあるように、近年のテレビ番組の過剰な「表現自主規制」等も含め、清廉潔白な「ホワイト社会」ではなく、その一歩手前のハンドルの遊びがある「オフホワイト社会」を目指す方が、むしろ社会全体が活性化するのではないかと思っている、人には少し甘く、自分にはさらにもっと甘い、こたパパである😅。
ホワイト過剰社会の息苦しさ
2024年7月24日
コメント