高額療養費制度引き上げに思うこと

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「高額療養費制度引き上げに思うこと」についてのお話。

 

現在政府(厚生労働省)で高額療養費制度引き上げ」の議論がなされており、3年かけて段階的に値上げされることはほぼ確実である。引き上げ幅は2.7%~15%程度で、年収が高いほど引き上げ割合が高いので、特に高額所得者にとってはかなりの引き上げ額になるはずである。ただ結論から言えば、こたパパはこの値上げはやむを得ないと考えているのだ🙂。

 

実はこたパパは、こたママの闘病期間中この制度の恩恵をかなり受けたのだ。約1年半の間に6回もの入退院を繰り返し、最後の半年間の大半をICUの集中治療で過ごしたこたママの医療費は、合計で軽く1000万円を超えていたはずだが、この制度のおかげで、純粋な医療費に関しては150万くらいに収まったのだ🙂。

 

むしろ、医療費以外の個室差額ベッド代やウイッグ等関連経費の方が何倍もかかったのだが、もしこの制度がなかったらこたパパ家は間違いなく破産していただろうな😢。

 

現在国民一人当たりの医療費は約36万円程度だが、世代別を見ると非常に差が大きいのだ。当たり前のことだが、若い世代は非常に安く、60代から急激に増大するのだ。30代と70代で一人当たり医療費を比較した場合、何とその差は5倍にも上るのだ😲。

 

こたママは50代だったが、今後少子高齢化が進展すればこの制度を使う高齢者は飛躍的に増えるだろう。さらに治療にオプチーボなどの超高額な医薬品を用いれば、世界に冠たる日本の「国民皆保険制度」はたちまち崩壊の危機に直面するのだ😢。

 

極論を言えば、いっそこの高額療養費制度をなくしてしまえば、社会保障費は激減するのだが、それはこたパパのような一般庶民が一旦病気になれば、アメリカのように民間保険に加入していなければお金を払えず満足な医療を受けられないということを意味し、政治的にも現実的な選択ではないだろうな😓。

 

以前、「103万106万壁に思うこと」にも記載したのだが、「少子高齢化」に起因する「年金減」「社会保障費増」の話は、与野党どちらが政権を取っても避けられない問題なのだ。「年金減」は高齢者、「高額療養費制度」は高所得者というように、要は国民全体が負担能力に応じて負担増するしか解はないのだ😅。

 

実はこたパパは、こういった様々な少子高齢化問題の解決策の一つと考えているのが、いわゆる「安楽死制度」の確立なのだが、これはまたいずれ記載することにしよう🙂。

 

とはいいつつも、あと数年で役職定年となり年収が激減する自身としては、今回の負担率(額)がかなり下がるので、正直個人的にはそれほど大きな問題ではないと考えている、誠に情けないこたパパである😅。

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