世界報道自由度ランキング

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回は「世界報道自由度ランキング」についてのお話。

 

5/3に、毎年恒例となっている世界報道自由度ランキングが発表されたのだ。国際NGOである「国境なき記者団」が世界180か国を対象に調査しているのだが、今回日本は68位であった。ここ数年はほぼこのくらいの順位であり、昨年の71位からは少し改善されたものの、G7では断トツの最下位である😓。

 

日本に住んでいると、身の回りだけを見れば、Youtubeや各種SNSを通じて、個人が自由に情報発信(もちろんこたパパ自身も)できるので、この順位はかなり「意外」と思われる方も多いだろう🙂。

 

確かに「国境なき記者団」は、日本について「メディアの自由と多元主義の原則を支持している」と評価している反面、「ジャーナリストは政府に説明責任を負わせるという役割を十分に発揮できていない」と批判しているのだ😫。

 

具体的に言えば、悪名高き「記者クラブ制度」による画一的情報配信と異端メディアの排除、政権側とマスコミトップ層との親密性、ジェンダー差別撤廃の遅れ、過剰なまでの番組自主規制(BPO)、自分たちに都合の悪い情報の意図的無視(某芸能事務所の性加害問題等)などがあるのだろう🤔。

 

確かに日本のニュース番組は、概ねどれも同じ内容だし、その論評も当たり障りのない無難なものばかりである。要は日本国民自身がそのことにあまり気が付いていない(あるいは関心がない)ということなのだろうな😓。

 

こたパパがまだ20代の頃に、現在でも続いている「朝まで生テレビ」という番組が始まったのだが、これは当時としてはかなり画期的だった。今ではかなり老害批判の強い田原総一郎氏だが、番組開始当時はタブーなしで様々な問題に切り込んでいて、なかなかに見応えがあったな😁。

 

近年、政権に批判的な左派系ジャーナリストや番組が激減していることも、先に述べた「国境なき記者団」の指摘に繋がっているのだろう。こたパパは、単なる政権批判番組などまっぴらごめんだが、初期の「朝生」のように、様々な事案(国民関心の高い年金問題等)をタブーなく純粋に討論する番組がもう少しあっても良いような気はするのだ🤔。

 

世界的に民主主義が後退傾向で、強権的な政治体制の国家が増加しつつにあるなかで、報道の自由度はその尺度を表わすものである。事実、北朝鮮や中国、ロシアやミャンマー、イランなどの強権国家は軒並み下位にランクされているし、ある意味「国民の幸福度」ともリンクしていると思えるのだ🙂

 

とにかく日本も先の大戦前に、「大政翼賛会」的に多様な意見を封殺して大失敗した過去を持っているのだから、今後「報道の自由度」順位の変動はよく見ておいた方が良いなぁと考えている、根っから「自由人」のこたパパである😜。

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