静かな退職と最低限の月曜日

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回は「静かな退職と最低限の月曜日」についてのお話。

 

一体何のことかと思われるかもだが、両方ともアメリカや日本のZ世代を中心に注目されている、いわゆる「新たな働き方」についての潮流の事である。

 

「静かな退職」とは、簡単に言えば会社に属しながらも「成長」や「キャリア」を追い求めず、最低限求められる業務だけを淡々とこなす働き方を指し、その昔日本でも高度経済成長期によく見られたハッスルカルチャー(仕事を全力で頑張る文化:仕事中毒)とはある意味対極にある考え方である😜

 

「最低限の月曜日」とは、多くの労働者が憂鬱であろう月曜日を「助走期間」と考え、重要な会議や意思決定を避け、できる限り何もせずに乗り切り、結果的にワークライフバランスや燃え尽き症候群を予防するという考え方である😄。

 

以前、「今日の仕事は楽しみですか」という記事内で記載した通り、2017年にギャラップ社が行ったワークエンゲージメント調査で、日本の「熱意ある社員」はわずか6%で世界最低水準であり、「強い不満」が24%、「どちらでもない」が70%を占めるのだ。つまり日本の場合、Z世代に限らず「静かな退職」予備軍は実は昔からかなり多いと言えるだろう🤔。

 

自身はいわゆる「営業系」が長いのだが、極端ではないが若手の頃からどちらかと言えばいわゆる「静かな退職」的な働き方をしてきたのだ。というか担当者に対しても「半年間で年間計画目標を達成して、あと半年間遊ぼうぜ」などと全体会議等で発言するものだから驚かれるのだが、実はこの考え方が、結果的にはいま日本全体の課題となっている労働生産性(具体的には営業成績)を高めることにつながると考えているのだ😝。

 

具体的に言えば、こたパパは営業目標については、若いころからいわゆる「夏休みの宿題」と捉えており、各種会議内でよくこんな話をするのだ😄。

 

「例えば自分が将来、東大や京大を目指す(出世と置き換える)と考えているならば、夏休みの宿題(個人営業目標と置き換える)だけやっていたのでは難しいだろう。だから自発的に塾や難解問題集に取り組む(個人営業目標以上と置き換える)ことも全く構わない。ただ、夏休みの宿題(個人営業目標)は、全員が提出する最低限のものだ。もしそれだけするということなら、7月中に終わらせれば、8月はまるまる心配せずに遊べるよ」😁。

 

また明らかに個人営業目標が達成できない場合でも、全国社員相対比較において、上位3割に入っていれば全く問題なしという考え方である😄。

 

そう話せば、「個人営業目標(夏休みの宿題)」を早くを終わらせるにはどうすれば一番効率的かを個人個人が一生懸命考えるはずだ。何しろ目標達成(あるいは上位3割以内)すればあとは自由に遊べるのだから。そんな会社は今どきほとんどないし、ある意味邪道的考え方ともいえるだろう。しかしこたパパは、この考え方が、結果的に社員のワークエンゲージメントと営業スキル、最終的には労働生産性向上につながると感じているのだ😜。

 

もちろん個人営業目標以上を目指すことも全く問題ない(というか有難い)のだ。つまり働き方において自己の人生観や死生観に沿った「働き方」選択が可能ということだ。結局こたパパは、昨今の「ワークライフバランス」の考え方を何十年も前から実践していたということになる。これが、こたパパが超保守的大企業で「自由人」と呼ばれる所以であろう😉。

 

「最低限の月曜日」についても同様で、働き方は個人個人で異なるのだから、それで自分の労働生産性が上がるならそうすればよいのだ😜。

 

幸いこたパパは周りの方に恵まれて、今の所そこそこの会社員人生を送っている(決して楽という意味ではない)のだが、もしこたパパがハッスルカルチャー(仕事中毒)的な会社員でこたママがいなくなったとしたら、後悔してもしきれない人生になったはずだ😫。

 

もちろん今でもこたママがいないのは残念だし寂しいのだが、せめて自分が単身赴任だけはしない(ちなみに引っ越しを伴う全国転勤は8回)「静かな退職」的働き方で正解だったなぁと感じている、こたパパである😌。

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