高齢者定義変更の提言に思うこと

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「高齢者定義変更の提言に思うこと」についてのお話。

 

先週5/23に開催された政府の経済財政諮問会議にて、民間メンバーである、経団連の十倉会長(住友化学会長)や経済同友会の新浪代表幹事(サントリーHD社長)等の民間議員から、高齢者の定義を現在の65歳から70歳に引き上げる提言がなされたのだ😐。

 

こういった諮問会議での提言内容は、事前に民間側と政府側との調整が図られており、今回は何とか労働力を確保したい財界側社会保障費削減(年金支給開始引上げ等)を図りたい政府側との思惑が一致しているわけだが、この提言についてネット上では様々な意見が飛び交っているのだ🙂。

 

武見厚労大臣は早速火消しに躍起なのだが、ネット上の意見はもちろん、両者の思惑を見透かした否定的な意見が大半を占めるのだ。こたパパも確かに「ウェルビーイング(心身共に満たされる)」とか「リスキリング(学びなおし)」などという心地よい言葉で、いかにも「一般大衆側」に寄り添った「体」の提言内容はいかがなものかとは思うのだ😐。

 

ただし、高齢者定義の変更はさておき、今後の労働力不足や社会保障費の増大をどう抑えるかということについては現実的かつ直近の課題であり、こたパパは、仮に政権交代が起きても事態は変わらないと認識しているのだ😐。

 

そもそも政府が現在進めている「少子化対策」なるものはほとんど有効に機能しないだろうし、奇跡的に出生率が向上したとしても、実際に「社会の担い手」になるのは20年後であって、現在の危機的状況を脱するのには到底間に合わないのだ😭。

 

年金の70歳支給開始年齢引き上げについては既定路線であって、今はその地ならし期間である。今回の提言もその一環に過ぎないのだ。今年は5年に1度の年金財政検証が実施される年だが、事前に世論の反応を見るために観測気球で情報を流した、「国民年金納付期間の5年間延長」「第3号被保険者制度の廃止」、「パート等短時間労働者の厚生年金加入」なども議論の俎上に乗る(結局実行される)だろうな😐。

 

つまりこたパパは、今回の高齢者定義変更提言の是非にかかわらず、予測がほとんど外れない人口動態上、事実上「死ぬまで働く」時代になることは避けられないし、年金は将来的に病気等で働けなくなった方々への「保険的役割」がメインになるだろうと思っているのだ😓。

 

とはいえ、こたパパはあと数年以内に65歳になるので、実質年金支給額は低下しても、何とか65歳年金支給に間に合ってほしいなぁとは考えている、誠に自分本位なこたパパである😉。

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