こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
今回は「マイナ保険証問題」についてのお話。
政府は2024年秋に、現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化(マイナ保健証)させる方針を打ち出しているが、ここ最近のマスコミ報道の通り、個人情報誤登録による個人情報流出等様々な問題が噴出しているのだ😩。
以前、「科学技術立国の衰退」という記事を記載したが、今後我が国の個人情報保護におけるもっとも重要な位置づけとなるであろうマイナンバーカードにおいて、既存個人情報の紐づけすらできない我が国の科学技術水準及び当事者意識の体たらくぶりは唖然とするばかりである😭。
この報道を受け、政権支持率低下とマイナンバーカードの普及率に急ブレーキがかかっていることに慌てた政府は、6/21に省庁横断の「マイナンバー情報総点検本部」なるものを立ち上げたのだ。まさに泥縄式の最たるものだろう😤。
しかし実はこたパパは、拙速な導入は避けるべきだとは思いつつも、現在様々な問題を抱えるマイナンバーカードに各種情報集約する方向性自体は賛成なのである。その最大の理由は今後我が国が直面する少子高齢化に伴う急速な「労働力不足」にある🙁。
かつて日本の省庁は全て「縦割り行政」で、各種情報は全て「分断」されていたのだ。例えば保育園(厚生労働省)、幼稚園(文部科学省)、認定こども園(内閣府)といった具合である。以前は省庁権益拡大にいそしむ余裕のあった我が国も、もはや縦割り行政などできる余力などないのだ😓。
今後官民を問わず、あらゆる面においてDX(デジタルトランスフォーメーション)を急速に進める必要があるのだ。急速な労働力不足で今後日本に何が起きるかについては、河合雅司氏のベストセラーである「未来の年表」シリーズがわかりやすいだろう😃。
つい最近までのマイナンバーカードにおけるメリットは、コンビニで住民票が受け取れるくらいのものだが、今後は健康保険証だけではなく運転免許証等、各種補助金受け取り用銀行口座等、様々な情報が集約されることになるだろうな。これは「行政効率化」と「国民利便性」の両面において大きなメリットとなるだろう😄。
以前、「空き家問題とコンパクトシティ」という記事の中でも記載したが、あらゆる施策には「光(メリット)と影(デメリット)」が存在する。マイナ健康保健証問題において、議論されているメリット(医療情報共有、各種手続き簡素化等)とデメリット(高齢者利便性、情報漏洩リスク等)を比較してみたが、個人的には国民全体に当てはめればメリットの方が大きいと感じたな。客観的に見てメリットがデメリットを少しでも上回れば、デメリット側に最大限の配慮をしつつ施策を実行すべきである🙁。
こたパパ会社内でも、様々な販売方針や施策に対して色々反対意見も出るのだが、こたパパが常に思うのは、反対するにも単に各種販売施策に対するデメリットだけを強調するのではなく、それに対抗しうる「対案」を出せるか(議論できるか)どうかである🙂。
もちろん政府が各種マイナンバー施策を強引に進めている背景には、きれいごとではない(ある種の国民行動監視、隠れ資産(所得)把握の布石等)部分もあるだろう。だがこたパパは、それも踏まえたメリット・デメリットの議論をすればよいと思っているのだ😐。
マイナンバーカードの活用方針を最終的に判断するのは国会議員であり、その国会議員を選ぶのは国民なのだから、少なくとも投票に行かない方々は、その時点で判断権利を自ら放棄しているともいわれてもしょうがないだろう😑。
ちなみに世界各国のマイナンバー状況については、デジタル庁や自治体国際化協会などが資料を提供されているようである。こたパパ自身はマイナンバー制度について特に深い思い入れを持っているわけではないが、いずれにしても与野党には、個人情報保護と利便性の両立に向けて有意義な議論を期待している、こたパパである😌。
マイナ保険証問題
2023年6月28日
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