こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
本日は「トランプ関税とパラダイムシフト」についてのお話。
皆様ご承知の通り、4/2に以前から予告されていた各国への関税率が発表されたのだ。しかもその計算式たるや、相手国との貿易赤字額を米国への輸出額で割り、その数字をさらに2で割るという、信じられないほど単純な算出方法である😲。
普通に考えれば当然異常な関税率であり、先行き不透明感を嫌う株式市場は敏感に反応し、各国関税率発表以降は、総じて大幅なマイナスを記録しているのだ😓。
この措置に対しては、もちろん世界各国から非難の声が上がっているが、トランプ氏は、「株価下落は必要な過程」と述べ、政策変更する気は全くないようだ🤔。
こたパパは政治や経済の専門家ではないので、この方針についての成否は不明なのだが、トランプ氏が、先の大戦以降に欧米中心となってリードしてきた、いわゆる「リベラルな政治経済体制」を根本から覆す、「パラダイムシフト」を起こそうとしているのは、ほぼ間違いないと感じるのだ🙂。
その背景には、アメリカ国内の行き過ぎた「富の偏重」があるのだろう。一部超大金持ちの、言葉は悪いが「お遊び的な道徳心」に基づいたリベラル層(民主党政権)が、「普段の生活もままならない一般大衆」からノーを突き付けられたのが、トランプ政権誕生の原動力になったのだ🤔。
こたパパがこの一連の動きを見て思い出すのは、今から約18年前に日本で話題になった赤木智弘氏の「丸山眞男をひっぱたきたい―31 歳フリーター。希望は戦争。」というエッセイである🙂。
当時、将来に夢も希望もない労働力の「使い捨て」に近い位置づけであったフリーターや派遣社員にとって、何も失うものがない自分たちが再生するには、既存体制が戦争等でぶっ壊れるしかないという、いわば「一か八かの賭け」的な発想である。そしてあの「秋葉原無差別殺傷事件」もちょうどその頃に発生したのだ😭。
トランプ氏の政策には様々な批判もあるが、評価されるべきはその「有言実行力」だろう。トランプ氏に数多くの欠点があるとはわかっていても、現在のアメリカ国内で多数を占める、当時の赤木智弘氏のような「日常生活にも苦しむ大衆」が、トランプ氏の「既存体制をぶっこわす有言実行力」に「一か八かの賭け」を選択したのだ😲。
そして、例えその「パラダイムシフト」が、本当はトランプ氏個人利益の追求目的だったとしても、自分たちの将来が見えない今の政治経済体制がぶっ壊れてくれればそれでよいという一般大衆が、その滅茶苦茶と思える政策を支えているのだ。
まあ今回のトランプ関税については、アメリカも含む世界全体が悲惨な影響を受けるという悲観的見方が専門家の大勢を占めているものの、最終的にはどのような結果をもたらすか、誰にも予測できないだろう🤔。
少子高齢化をはじめ様々な問題を抱える日本だが、なんだかんだいっても、独裁国家でも富の偏重が極端な国でもない、日本の政治経済体制が、結局世界で最も優れているのではと感じながら、長崎ドッグヒル訪問旅のルートを検討している、非常に能天気なこたパパである😉。
トランプ関税とパラダイムシフト
2025年4月9日
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