なーはー屋


こたパパです。

 

今回ご紹介するお店は、なーはー屋 さん。

 

沖縄本島の中部に位置する、今帰仁村の村役場前を通る国道505号線を大井川方向に向かい、大井川を渡る直前の脇道に入ったすぐの所にお店を構えるのが、なーはー屋である😄。

 

こたパパ調査範囲では、沖縄そば以外の「一般食堂」として、最古かつ唯一の100年老舗飲食店である。このお店は、こたパパの印象に残るいろいろな意味でかなりファンキーなお店なのだ😜。

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事前情報によると、朝から夕方まで休みなしで空いているとのことだったので、15時過ぎにお伺いしたのだが、お店が開いている様子がなかったのだ。あきらめて帰ろうとしたのだが、電気がついていたので、念のため電話してみると、午前中の営業で全て売り切れてしまい、仕込み中だとのこと。17時頃にまた開けられるというのだ😃。

 

そこで、こたパパは車で30分ほどの観光スポット古宇利島に向かい、17時過ぎにお伺いしたのだが、何故か17時半になってもシャッターは開かなかったのだ。ところが何人かの人がお店の方向に歩いていくのでついていくと、何とお店の横に小さな入口があり、そこから入って行かれたのだ😲。さすがにこれは地元の方しかわからないな😅。

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お店の中に入ると、またこれが通常とはかなり異なる雰囲気なのだ😄。裏口から入ると右手にはバーカウンターがあるのだ。その奥が厨房である。実は以前は、立ち飲みバーもされていたらしいのだ😁。ここには、テーブルも1卓用意されているのだ。

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そして、お店左手。お店外観からは想像できないファンキーな空間が広がっていたのだ😜。ファンキーで思い出されるのは、愛媛県西条市の猪谷勉強堂さんだが、それ以上かもだな🤔。

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奥に進むと、右手には何と本格的なステージが設置されているのだ😲。何とも言えない多国籍感が魅力的である😆。

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左手の食堂部分。明日がライブ練習日ということで、机や椅子の配置は通常と異なっていたのだ。通常テーブルは分かれているそうだが、この日は「一つの島」になっていたのだ😝。

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逆に食堂エリアから、裏口方向を撮った写真。サインも掲示されているのだ。そして食堂定番の漫画コーナーや国旗。奥にバーカウンター。いい意味の「ファンキーさ」が伝わるだろうか😁?

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実は、4代目ご主人はバンド活動が趣味で、お店もかなり改造されており、その方面ではかなり有名な方のようである。ステージも以前は「小上がり」だった場所をなくして作られたらしく、3代目(お母様)からかなり怒られたと苦笑されていたな🤪。

 

こちらがメニュー。持ってきてくれた店員さんに、正面シャッターが閉まっていることをお話したら、何と開けたり開けなかったりとのこと。これが沖縄スタイルなのだろうか?何より、この方は店員さんではなく、近所の方で、たまたま店に居合わせてメニューを持ってきてくれただけのだ。どこまでもカオス感満載である😄。

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さて、どれを頂こうか?沖縄の食堂といえば、王道のチャンプル系だろう。今回こたパパは「フーチャンプル(650円)」を注文させて頂いたのだ。届いたのがこちら。ごはん山盛りである😜。麩とその他の「材料の一体感」と「火の通し具合」と「味付け」が全て高レベル。

 

観光地でない場所の、しかも一般食堂でお店が100年続くということはそういうことなのだ😝。

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特徴的だったのはこのお漬物。玉ねぎと小魚の組み合わせはこたパパは初めてだったが、さっぱりして美味しかったのだ😃。

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こたパパが、「100年老舗飲食探訪」活動をしていることを伝えると、4代目ご主人がお店の古い資料を見せてくれたのだ。ちなみに5代目は4代目の弟さんの予定だそうである😄。

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さらに、わざわざお店隣接住居エリアから3代目(お母様)まで呼んできて頂いたのだ。幸いこの時はお客様がおられなかったので、3代目からお店の歴史や戦争体験のお話をお聞きすることができたのだ🙂。

 

残念なことに立派な道路が目の前を通ったことで、お客様の数が激減(最盛期の1/10以下)したのだそうだ。また沖縄戦を女学生で経験された3代目は、悲惨な記憶が鮮明に残っておられるのだ😫。この時強調されたのは「絶対戦争を起こしてはいけない」である😟。

 

ブログ名刺を渡して、こたママペンダントもお見せしたのだが、「これは必ずあなたを守ってくれるから、いつもそばに置いておきなさい」と3代目は真剣な顔で言われたのだ。

 

そして、「今度沖縄に来るときは、真っ先に私に電話しなさい。あなたのことは必ず覚えているし、「天ぷら」を作ってあげるから」と言われるのだ。有難いことである😝。

 

実は3代目は、御年92歳の今でも、フルタイムではないが昼時間に、お店の厨房に立たれているのだ😲。仕事後は、両ひざがかなり痛むと言われていたが、4代目は3代目が頑張っていて頭が上がらないと言われていたな😜。

 

記念に3代目の写真を撮らせて頂いた。こんなファンキーでお茶目なポーズの92歳現役料理人は全国にいないのではないだろうか😝。

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帰り際に、「これを食べれば長生きするから」と奥から黒糖ちんすこうを持ってこられたのだ。もはや孫状態である😅。沖縄にはまだ100年老舗飲食店が残っているので、近いうちに必ず再訪して、3代目の「天ぷら」をごちそうになると決めているこたパパである😉。

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店名:なーはー屋
創業:1912年(明治45年)
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根278
電話:0980-56-2343
営業:10:30~19:00
定休:日曜

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