旧文通費改革先送り

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回は「旧文通費改革先送り」についてのお話。

 

本日第211回通常国会が閉会したのだが、こたパパが最も不満に思っていることがこの問題である。皆様は、昨年春に、国会議員の「第2の給与」と言われる「旧:文書通信交通滞在費(現:調査研究広報滞在費)」の改革議論が話題になったことを覚えておられる方も多いだろう😐。

 

初当選議員が在職1日だけで丸々1か月分が全額支給されることに対する批判が発端となったものだが、これを受けて、昨年春にいわゆる「日割り法案」が可決されたのだ。これだけをとらまえると、一見改革が進んだように見えるのだが、実はとんでもないからくりがあったのだ🙁。

 

文書通信交通滞在費の使用用途は、「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等」との記載だったのだが、これを調査研究広報滞在費と名称を変えることで、「国政に関する調査研究及びその広報、国民との交流、滞在等の議員活動を行うため」と使用目的を書き換えたのだ。つまりは日割り法案で「改革」を強調しつつ、使用用途を大幅に広げることで、現在のでたらめな使い方(居酒屋での飲食や旅行等)を事実上容認できるようにしたいうことである😤。

 

さらに、その際税金であるにもかかわらず領収書不要というのはおかしいという問題や、未使用分の国庫返納問題も含め、次回国会以降で更なる改革を進めることになっていたのだが、それを今国会でも議論すらしなかったのである😩。

 

こたパパは何も、月100万もけしからんから旧文通費を即刻廃止せよという意見ではない。実は私設秘書や事務所経費等、大半の国会議員は歳費ではとてもやっていけないことも十分理解しているつもりである🙁。

 

ただ、政治にお金がかかるなら、ちゃんと政党助成金を増額すればよいのだ。その根拠として旧文通費の領収書を公開すれば、納得する国民も多いのではないか。モノやサービスを購入して領収書を付けることなど一般国民はみんなやっているのだ。インボイス制度もスタートする中で、それすらできなければ何かやましいことに使っていると言われてもしょうがないだろう(実際秘書給与や事務所経費に充てているケースも多いのだろうが)。

 

与野党ともこの議員特権は非常に大きいから、何とか議論を先送りして国民がこの問題を忘れてくれることを願っているのは想像に難くないが、やはりこれはどう考えてもおかしいと思うのだ。こたパパ自身が普段の生活でかなり節約を強いられているからではないが、今年秋に予想される臨時国会(総選挙?)では是非与野党で本件の改革を進めていただきたいと感じた、こたパパである😉。


 

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