クラウドファンディングと強者の論理

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「クラウドファンディングと強者の論理」についてのお話。

 

最近、こたパパの新規Xフォロワーさんで、リンパ腫にり患したコーギーちゃんに関するクラウドファンディングについての依頼を拝見したのだ😓。

 

内容を確認する限り、虚偽等ではなく本当に切迫している感じは十分伝わるのだ。ただこたパパは、ペット購入については基本的に、その子の病気や介護など事前にどれだけお金がかかるかというリスクを十分に吟味し、金銭的目途が立つまでは安易にお迎えすべきではないとの考えで、かつ通常家庭犬の病気治療等においては、クラウドファンディングを使った集金手法は、正直賛成しかねるのだ😐。

 

その一方で、こたパパは以前「ハンドルの遊び」「ホワイト過剰社会の息苦しさ」という記事に記載したとおり、誰もが否定できない「正論」を振りかざすと、それが「強者の論理」になってしまう危険性もあると思うのだ。今回の件で言えば、すなわち「貧乏人はペットを飼うな(その資格なし)」ということになりかねないということである😐。

 

ペット購入当初は十分経済的余裕があったとしても、その後様々な理由で、意図せず経済的に困窮するケースなど世の中にいくらでもあるだろう。また、あまり経済的に余裕のないご家庭が、単にかわいいだけでなく、子供の情操教育という観点等からペットを購入するケースだってあるはずだ。もちろん高価なペットショップとかからではなく、保護犬(無料譲渡)である😐。

 

数年間、苦労しながらも家族みんなでかわいがり、子供達もペットとの共生で、優しい子に成長したとする。もはや家族の一員となったときに保護犬の病気が発覚し、治療費には200万以上かかるが、両親は収入の不安定な個人事業主で、借金をしようにも低金利の銀行からは融資を断られ、高金利のペットローンやサラ金から借りれば、将来家庭が相当困窮するとわかっている場合でも、「自業自得」「わかっていたこと」「自分で何とかしろ」と発言するのが、経済的余裕から「正論」を述べる「強者の論理」である😓。

 

人間の子供だって、ご家庭の経済状況に応じて各種医療保険加入状況や内容は千差万別、場合によっては保険未加入のケースだってあるはずだが、それ自体は子供自身には何の罪もない。今回不幸にもリンパ腫にり患した、ペット保険未加入コーギーちゃんも同じである😐。

 

こたパパの今回の件に関するスタンスは、ただこの件に関して「記事を書く」というものである。こたパパと価値観は異なるが、違法でもないクラウドファンディング手法については、「異なる価値観の相互承認」という観点から記事内で紹介させて頂く。つまり、この記事を見る読者自身がそれぞれの価値観で判断する機会自体を増やす」ことをさせて頂くというものである🙂。

 

今回の件をもし小太郎のこととしてとらえたら、ご家族の心痛は察して余りあるのだ。自身は今回のクラウドファンディングには参加しないし、趣旨が伝わらない単純なXリポストもしないが、心情的にはこの記事の読者の一部の方も含め、期間内にクラウドファンディングが無事成立して、コーギーちゃんが計画されている良い治療を受け、少しでも長くご家族と一緒の時間が過ごせることを願う、なかなか複雑な心境のこたパパである🙂。

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