こたパパ永平寺座禅修行体験記

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今日は「こたパパ永平寺座禅修行体験記」についてのお話。

 

実はこたパパは以前から、滝行、護摩行、座禅やその他何かしらの「修行」というものを体験したかったのだ。新年から、能登地震や飛行機事故などの暗い出来事が続く中で、何故かやるなら今だ」衝動的に申し込んだのが、今回の永平寺座禅修行である🙂


数ある修行の中で、なぜ「永平寺の座禅」を選択したかについては特に大きな理由はないのだが、強いて言えば十数年前に家族で訪問した際に、雲水のきびきびとした所作や回廊の雰囲気が良かったことと、厳しい修行で知られる永平寺の座禅が一体どういうものか知りたかったこと、あとは警策(きょうさく)で肩をペシンと叩かれる体験がしたかったという極めて浅はかなレベルで、特に高邁な精神をもって臨んだわけではないのだ😓。

 

まずは永平寺に問い合わせ。永平寺日帰り座禅も可能なのだが、こたパパはどうせなら厳粛な雰囲気の「朝のお努め」を経験したかったので、1泊2日参禅体験のコースを申し込んだのだ😃。

 

新幹線でまず京都に向かい、そこからサンダーバード号に乗って一路福井へ。昔は「雷鳥」という名前で、赤とクリーム色の車体だった記憶があるが、今は車体もかなり洗練されているなぁ。ただ「サンダーバード」と言えば、こたパパはどうしてもあのテレビ人形劇を思い出すので、いまいちしっくりこないなぁ😅。


福井駅から永平寺に向かうには、大きく分けてえちぜん鉄道とバスの二つがあるのだが、永平寺直行であれば特急バスの「永平寺ライナー」が便利である😁。


30分弱で永平寺バス停に到着。まずはバス停前の「永平寺そば亭一休」というお店で昼食😁。


福井名物と言えば「ソースかつ丼」「越前おろしそば」である。ということでこたパパは今回胡麻豆腐までセットになった「一休セット(1500円)」を注文させて頂いたのだ。届いたのがこちら。やはりお店の名前を冠したセットは間違いないなぁ🤤。


昼食後、歩いて5分ほどで永平寺に到着。やはり雄大な自然と創建800年近い歴史が織りなす風景や、凛とした雰囲気には感動するなぁ😲。


永平寺には15:00集合だったのだが、こたパパは1時間ほど早く到着したのだ。受付を済ませ、まず案内された大広間には布団がずらりと並べられていたのだ。布団場所は早いもの勝ちらしく、こたパパは右奥のベストポジションをキープ。毛布は無いが室内は空調が効いていて、ユニクロ極暖上下と作務衣だけで十分寝られる温かさである。こたパパは早速荷物を置いて永平寺境内をぐるりと一周したのだ😆。


永平寺と言えば、印象に残るのがこの回廊。木製廊下はピカピカに磨き上げられているのだ。土曜日なのにほとんど人がおらず、うまく表現できないが自分一人がどこか俗世間とは離れた別の空間に立っているような不思議な感覚にとらわれたなぁ🙂。


ちなみに永平寺内にはたくさんの見どころがあり、雲水(修行僧)が写らなければ、一部の施設を除き写真撮影は自由である。こたパパはかなりたくさん撮影したが、今回は一部だけご紹介😁。


こちらがスケジュール表。今回の参加人員は男性11名、女性3名だったが、少し驚いたのは小学校3年生くらいの子が祖父母と参加していたのだ。大学で禅を学んでいる学生が2名。夫婦の参加もあったな。ちなみに座禅未経験者は、この小学生とこたパパだけであった😅。


服装を着替え、簡単な説明のあと禅堂に向かい壁に向かって目を開けて座禅するのだ。座禅開始までにかなり所作(ルール)があるのだが、雲水の指導の下、みんなでやるので特には困らない。しかし正直座禅30分は長かったな。時々警策の音が聞こえてびっくりするが、実は急に叩かれることはなく、そのほとんどが参加者自らが合掌(合図)をしてやって頂くのだ😲。

 

こたパパは、警策絶対経験したかったので、座禅最後の方に自ら合掌(合図)すると、雲水の方から右肩を差し出すように言われたのだ。叩かれてみると、当初こたパパが想像していた「ペシン」ではなく「ドン」という感じ。印象だが、こぶしで強く肩たたきをされた感じほとんど痛みはないのだ😁。

 

座禅が終わると入浴なのだが、地下にある浴室は非常に清潔で、中央にほぼ正方形の浴槽があり、3面に計14カ所の洗い場が設置されているのだ。リンスインシャンプーやボディソープもあるが、タオル類が一切ないので準備が必要である🙂。

 

その後薬石(夕食)である。会場はこちら。今回食事の写真撮影はできなかったが、夕食は、量は少ないものの品数は多く、いわゆる一汁二菜ではなかったな。これが薄味だがかなり美味しく、最後の茶話会で感動されていた方もおられた程である😁。


食事の際の作法があり、食事前後には、お箸袋に記載されている文字を全員で読み上げ、お箸を置く向きまで決まっているのだ😲。


また当然私語は厳禁で、食べるスピードは「遅からず早からず」を皆で実践し、全員がほぼ同じスピードで食事を終える必要があるのだ。そして食事の最後はお茶でお箸を洗いお茶を飲み干すのだ。お箸は翌日の朝食にも持参し、また使用後は記念に持ち帰ることができるのだ🙂。


その後座禅講和。いきなり「座禅」から得られるものは何もないという身もふたもない話から始まり、座禅は「無になる」とか「厳しい鍛錬」のイメージがあるが、実は全くそんなことではないなど、かなり興味深い話が聞けたのだ。その後永平寺の雲水の1年を追ったドキュメンタリー映画を見てから、2回目の座禅。その後はすぐ就寝なのだが、こたパパは疲れていたせいか、消灯後すぐ寝てしまったな😅。

 

翌日は朝3:50に起床後、3回目の座禅。この頃になると座禅にもかなり慣れてきたな。その後靴下やダウンなどで厚着して法堂に移動し、雲水が一堂に会する「朝のお努め」。この法堂は、外気温と変わらないのでかなり寒いのだが、雲水のお経の声が腹に響く感じで迫力があったな😲。


また、こたパパたちも用意された椅子に座って一部お経を読むのだが、この際配布されるお経は記念にプレゼントされるのだ😃。


こたパパたちも、道元禅師とご先祖様に対し2回参拝するのだが、座禅修行参加者の名前もご祈祷の中で呼ばれるのには少し驚いたな。その後雲水の方から各堂を案内して頂けるのだ。この日は氷点下にならず、またこたパパはホッカイロ+ユニクロ極暖があったので良かったが、冬はかなりの厚着(準備)が必要である🤔。

 

その後は小食(朝食)。所作は薬石(夕食)と同じだが、食事内容は薬石(夕食)とは異なり、おかゆと漬物等非常に質素で、実際雲水が食べられている内容のようである。最後に4回目の座禅を行い、その後茶話会で感想文と各自感想を述べて解散となるのだ😁。

 

永平寺を出るとき、何か非常にすがすがしい気分だったな。バスまで時間があったので、こたパパは昨日のお店に立ち寄ったのだ。実はこのお店に併設されているアップルパイのお店が非常に有名だからである😆。


こちらが今回座禅体験ご褒美の「アップルパイセット(1100円)」。焼きたてということで、温かくて美味しかったな🤤。


その後バスに乗り福井駅に到着したのだが、こたパパにはもう一つ忘れてはいけないことがあったのだ。それが「越前かにめし」という駅弁である。福井の冬と言えば越前ガニだが、有名な「越前かにめし」を作っている番匠本店さんは、以前こたパパが全国100年老舗節約グルメ旅で、本社を訪れた際にこの商品がなく、ブログ掲載を断念した経緯があるのだ😓。

 

小太郎は今回いないが、次回リベンジ訪問の前に、せめて「越前かにめし」だけは食べておこうと思っていたのだ。さらに言えば、この駅弁は自動販売機で販売されていることがニュースになり、こたパパはお店ではなく福井駅構内に設置されている自動販売機をわざわざ探して購入させて頂いたのだ😁。


外見はやはり「カニ」で、中身もカニ飯のみと極めてシンプルなのだが、ズワイガニの雌の内臓をほぐして炊き込んだご飯の上に、紅ズワイガニとズワイガニの身がたっぷり乗っていて美味しかったな🤤。


確かに座禅講和内でも雲水の方からお話があったように、今回の座禅修行でこたパパが、特別何かを得られたわけではない。だが、こたパパは「永平寺で座禅修行をし、警策を受け、朝のお努めを果たした」という人生経験を得ただけで十分満足なのだ😁。

 

また、今回小太郎は初めて24時間以上のお留守番となったのだが、事前に購入した自動給餌機の話はまた後日ブログアップする予定である😃。

 

少し前に「面白き事もなき世をおもしろく」という記事を記載したが、これからも興味のあることは、先に延ばすことなく積極的に経験していこうと改めて感じた、こたパパである😉。

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