主治医の涙

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今日は「主治医の涙」についてのお話。

 

こたママは、一時診断においては、「悪性リンパ腫」ということだったので、当初は近所の大型病院で抗がん剤治療を受けたのだ。ただその後の精密検査において、日本においてほとんど症例のない「FDCS」という希少がんであることが判明したため、急遽大学病院に転院になったのだ😥。

 

 極めて珍しい症例ということもあってか、大学病院の担当教授自らが主治医となったのだが、こたパパは、当初「大学病院」という場所に少なからず不安を覚えていたのだ😣。

 

こたパパの完全な偏見なのだが、大学病院の教授というのは「白い巨塔」の財前教授に代表されるように、出世や利権争いに狂奔し、珍しい症例に対してはリスクを省みない積極治療を行って、結果として患者の意向に沿わない結果(QOLの悪化等)につながるのではないかと考えていたからである😑。

 

結論から言えばその心配は全く杞憂だったのだ。こたパパも何回かお話をする機会があったのだが、患者の意向に沿い、かつ具体的な治療方針やそれに伴うリスクを丁寧に説明頂いたし、なにより患者の心情を大切にされる方だったのだ😄。

 

人間というのは、表面でいくらごまかしてもその人間性というものが、態度や言葉遣いの端々に現れるものだが、その教授からは、大学病院の先生にありがちな「傲慢さや無神経な態度や乱暴な言葉遣い」など一回も感じることはなかったのである😃。

 

後で別の担当医にお聞きしたのだが、その教授は院内でも「青い炎」を持っていると言われているそうだ。つまり誰もがわかるような「熱心な感じ」ではなく、患者に対する柔和な表情と態度の裏側で、病気治療に対していつも全力で取り組む姿勢があるということだそうだ😆。

 

こたママは結局1年半の闘病生活に終わったのだが、最後までこの先生のことを信頼していたのだ😄。

 

こたママが息を引き取って病院を出発する際に、この先生は通常診療時間内であるにもかかわらず、無理矢理時間を空けて何と病院出口の前で待っておられたのだ😮。

 

 病院出発の際、先生はこたパパに「予定より早くなってすみません」と言われたのだが、「こたママは最後まで先生を信頼していたので良かったです」というと、何とその先生は、整列している先生や看護婦の前で顔も覆うことなく涙を流されたのだ😲。こたパパは国立大学病院の教授という地位の方が、このような対応をされたことに正直少々驚いたのだ😮。

 

この「主治医の涙」を見て、こたママは良い先生に担当してもらってよかったなぁと感じた、こたパパである😀。

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