こたパパです。
今回ご紹介するお店は、巌流本舗さん。
もともとは大正10年(1921年)4月に「菓舗・梅月堂」として創業した老舗和菓子店で、1972年に現在の商号に変更されたそうだ。つまり今年4月でちょうど100周年ということになる。
ということで、早速本社工場を訪問。立派な看板に、主力製品である「巌流焼」のぼり旗がはためいている。
正面玄関に回ると、ん?これ完全に事務所なのでは?一応入口まで近づくと、この看板。よかった、大丈夫っぽいな。でも、初めて来る観光客にはなかなか入りずらいかも。もう少し玄関にわかりやすい表示があると安心かなぁ。
中に入ると左手に大きなショーケース。正面にもいろいろな種類のお菓子が並んでいる。かなりの種類だなぁ。一般の店舗と変わらない品揃えだ。100年飲食探訪の話をして代表銘菓を伺うと、やはり「巌流焼」一押しだったので、早速購入させていただいた。
そして右手壁一面に映画のポスターがずらりと貼ってある。ポスターについて店員さんに伺うと、なんでも下関出身の、佐々部清という有名な映画監督と現社長が大学同窓ということで、応援の意味も込めて関連作品ポスターを掲示しているとのことだった。
また、さらに通路の奥に「童夢夢工房 自由見学路」という表示をみかけたので、これについて伺うと、コロナ禍前まで、近所の幼稚園・小中学校の工場見学を予約制で受け付けていたとのことだが、今は中止しているとのこと。以前はかなり人気があったらしい。するとここで奇跡が起きたのだ😲。
店員さん:「せっかくなら、ついでに製造ライン見て行かれますか?」
こたパパ:「え、いいんですか?予約もしてないし、私一人(本当はこたママいるけど)だけですけど」
店員さん:「ちょうど誰もいないのでいいですよ。今はたまたま「巌流焼」の製造時間ですし。」
店員さんはこう言われると、一緒に製造ラインが見える通路に入って、順に製造工程を説明して頂いたのだ。
何たる幸運!!100年飲食探訪の前振りが良かったのかなあ😄。とにかく有難うございました m(__)m。
さて、「巌流焼」だが、商品の外観はどら焼きそのもの。真ん中に巌流焼の刻印。ただ中身は、小豆ではなくいんげん豆白餡だ。生地は表面しっとり中ふわな感じで、白餡自体もそこまで甘くないので、軽く食べられる感じで美味しい。
ちなみに、黒餡のお菓子は「おそいぞ武蔵」という名前。かなりシュールなネーミングだなあ。しかし、単純に白餡と黒餡を入れ替えているわけではないらしい。おそらく皮の原材料配合も微妙に変えているのだろう。ただ、「巌流焼」の方が、圧倒的に知名度が高いそうだ。
こたパパは昔から、回転焼(二重焼き?御座候?)は、赤(黒)と白両方食べることにしているのだが、今回は「おそいぞ武蔵」を買い損ねてしまった。思い出してみると、こたママは白餡はいまいち好きじゃなかったので、次回訪問時にはぜひ「おそいぞ武蔵」を購入するとしよう。
店名:巌流本舗
創業:1921年(大正10年)
住所:山口県下関市長府扇町6-44
電話:083-248-3150
営業:8:00~17:00(本社)
定休:日曜・水曜(本社)
コメント