官僚たちの夏は今何処

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今日は「官僚たちの夏は今何処」についてのお話。

 

二十数年前に、「官庁の中の官庁」である大蔵省のキャリア官僚が、いわゆる「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」等での接待漬けが発覚したころからだろうか?戦後日本の急成長を陰で支えてきた、世界にその優秀さを知られた日本の官僚制度は、今や崩壊寸前といった惨状である😫。

 

特にいわゆる「もりかけ問題」で、財務省官僚が政治家に忖度を繰り返し、事実を捻じ曲げることで出世するという実態が世間にあからさまになったことで、幻滅した学生たちの国家公務員キャリア志望者は激減するとともに、現在キャリアの方々の退職(民間転出)も後を絶たないといった状況である😥。

 

さらに、キャリア自身がコロナ給付金詐欺や覚せい剤、泥酔暴行事件で逮捕される等、少し前までは全く考えられなかった犯罪にまで手を染める事態に至り、その名声は今や地に落ちたも同然である😟。

 

要因としては2014年に創設された「内閣人事局」により、政治家が高級官僚の人事権を握ったことが大きいのだろう🤔。

 

当初国民の代表として選ばれた政治家が、優秀な官僚を使いこなすといった「崇高な目的」とは似て非なるものとなり、官僚の過度な政治家への忖度が一般行政をゆがめ、幻滅した優秀な若手人材が集まらないという事態を見ると、この制度はメリットよりもかなりデメリットの方が大きいのではないかと言わざるを得ない😑。

 

もちろん、いわゆる「天下り問題」や「官僚特有の傲慢さ」、「政官財トライアングル」等、昔からのキャリア制度に問題がなかったとは言わないが、少なくと現役時代は「自分が日本を支えている」といった誇りと気概を持ちながら薄給と長時間労働に耐え、「清廉潔白」「凛として立つ」といった気概の官僚も少なくなかったはずだ😐。

 

城山三郎氏の「官僚たちの夏」は、実在の通産官僚をモデルに描かれた小説であるが、少なくともこの時代の官僚たちは戦後日本の復興を真剣に考え、実際に紆余曲折を経ながら日本の発展に尽力したことは紛れもない事実である😃。

 

こたパパは、いわゆるキャリア官僚の給与は民間並みかそれ以上に優遇し、長時間労働環境を是正し、若手人材の抜擢人事制度等を整備することで優秀な人材を集めることが、ひいては今後の日本の発展に大きく寄与すると考えているのだ😁。

 

まあ、これからはいわゆる「下り坂の日本」ではあるかもしれないが、それでも「官僚たちの夏」に登場するような、気概ある優秀なキャリア官僚が復活してほしいなぁと感じる、こたパパである😉。

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