極右化の嵐

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今日は「極右化の嵐」についてのお話。

 

先月実施されたオランダ下院選挙において、反移民・反EUを掲げた「オランダのトランプ」と言われるヘルト・ウィルダース氏が率いる極右政党(PVV)が何と第1党に躍進したのだ。どのような連立政権になるかによるが、いずれにしても移民政策は大きく転換(移民制限)されることになるだろう🤔。

 

この例に限らず、近年の極右勢力の台頭は目を見張るものがあるのだ。イタリアでは昨年10月から、「第2次世界大戦後もっとも右寄り」と言われる政権が発足しており、今年6月には、フィンランドで反移民・反EU色の濃い政党が議席を倍増させ、連立政権に加わっているのだ。またつい最近イギリスまでもが、2024年から労働ビザ発給の厳格化(事実上の移民抑制策)を打ち出したのだ😩。

 

またフランスで9月に実施された上院選挙において、マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党(RN)が予想を上回る3議席を獲得したばかりか、ルペン氏は次期フランス大統領の有力候補ともいわれているのだ😐。

 

そしてこの極右傾向は、ヨーロッパだけにとどまらないのだ。先月行われたアルゼンチン大統領選挙では極右の独立系候補が勝利し、ハマスと戦争状態にあるイスラエルも極右のネタニヤフ政権である😲。

 

長らく欧米を中心とする「民主主義陣営」と、ロシアや中国に代表される「権威主義陣営」対立構造が続いたが、実は「民主主義陣営」の中では反移民・反グローバルを掲げた極右勢力が急速に台頭してきているのだ🙁。

 

2024年はアメリカ大統領選、台湾総統選、EU議会選挙、韓国やインドネシア総選挙など、民主主義陣営において空前の重要選挙ラッシュである。選挙の結果、民主主義陣営の極右化が急速に進むような結果になれば、「国際協調主義」から、前アメリカ大統領のトランプ氏に代表される「自国第一主義(不寛容)」への政策転換が起こり、結果として、さらなる大きな悲劇(難民・戦争等)を生むことになると思うのだ😩。

 

しかし、日本がこの問題でイニシアチブをとれる立場にはないだろう。それはそもそも日本自身が移民・難民を受け入れてこなかった歴史があるからである。例えば行き場を失った大量移民(難民)がもし日本に押し寄せてきたら、かわいそうだからと言って全て受け入れる覚悟が我々にあるのだろうか?それができなければ、日本も結局同じ穴の狢といわれてもしょうがないだろう😓。

 

以前、「新しい戦前の足音」「グレートリセットの予感」という記事を記載したが、先の大戦から80年にあたる2025年頃に、何か大きな出来事が起こらなければいいなぁとひそかに心配している、こたパパである😣。

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