こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
今日は「物流建設2024問題」についてのお話。
先日タクシーに乗る機会があったのだが、トラック業界から転職された運転手さんが、今後「物流建設分野」で大変なことが起きるだろうと言われていたのだ。それが、「物流建設2024年問題」である😥。
大まかな内容だけ言えば、2019年4月に施行された改正労働基準法で、時間外労働(休日労働除外)の上限は、原則月45時間・年360時間となったのだが、特殊な労働環境であった物流・建設両業界はこの上限規制が免除されていたのだ。それが5年間の猶予期間を経て、2024年4月からついに罰則付き適用となるのである😃。
はっきり言って、両業界とも長時間労働が常態化していた「ブラック企業」も多かったため、この法規制により「業界全体の労働環境健全化」を図り、離職率を下げ若手を呼び込んで安定化させることが主目的である。それ自体は大変結構な事なのだが、運転手さんは「現実が理想に追いついていない」と言われるのだ😐。
つまり物流建設業界で働いておられる方が、法施行により長時間労働が是正されて喜んでいるかというと、現状ではむしろ残業代が削減されて困るという方が圧倒的なようなのだ😲。
すでに両業界では大きな影響も出始めているのだ。先日クロネコヤマトは小型荷物配送を委託している3万人もの個人事業主契約を2024年度中に打ち切り、日本郵便に委託先を変更することを発表したのだ。物流業界は圧倒的人手不足なので、個人事業主の大半がクロネコから日本郵政への契約先変更になるだろうが、法規制により実質手取り減になると想定されるのだ😣。
また、2025年開催予定の大阪万博会場建設においては、本法律の特例適用除外が政府に認められず、工事納期が間に合わない可能性が高まって、こたパパも行こうと思っている大阪万博開催自体が危ぶまれているのだ😥。
またこの影響は業界で働く方だけにはとどまらないだろう。ちなみに、こたパパに直接関係することで近い将来確実に起こると思っているのが、
(1)宅配・郵便料金の値上げ
(2)宅配物の「時間指定」及び「再配達」の有料化
(3)アマゾンプライム料金の大幅引き上げ
である😭。
ただ、こたパパはこれらの値上げはやむを得ないと思っているのだ。確かに大変なことだが、両業界の慣習ともいえる「低賃金・長時間労働」に受益者側がこれ以上依存すべきではないし、「ブラック企業淘汰」や「企業規模拡大による効率化」など、長い目で見ればメリットの方が大きいからである😆。
また今後、建設ロボットの拡充や、トラック・鉄道の自動運転、ドローン宅配などの人手不足に対応した新技術やサービスも登場してくるだろうな😁。
ただ、アマゾンプライムに関しては先月20%の大幅値上げ(4900円→5900円)になったばかりなので、少しでも元を取らねばと、せっせと無料プライムビデオを見る時間を増やしている、いい年をしてまことに「せこすぎる」こたパパである😉。
物流建設2024問題
2023年10月18日
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