ご飯のお供(石川編)

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 


今回は、ご飯のお供(石川編)について。

 

一昨年6月にスタートした、ご飯のお供シリーズ第30弾は石川県だ。

 

石川県は、新鮮な海の幸や加賀野菜に代表される農産物が豊富で、こたパパの大好物である鴨を使った治部煮など郷土料理も有名である。また山代温泉や和倉温泉に代表される温泉も多く、言わずと知れた「大観光県」である😁。

 

「ご飯のお供」という観点で言うと、定番の各種佃煮や鰤・鮪のタタキ、能登牛、加賀野菜を使った漬物等、種類は非常に豊富なのだが、その中でこたパパは今回どうしても試してみたかった食材があったのだ。それが「ふぐの卵巣」である😃。

 

皆様ご承知の通り、「ふぐの卵巣」テトロドキシンと呼ばれる神経毒があり、当然普通に食せば死に至るので、一般的には各都道府県においてふぐ調理師免許を取得した料理人が処理(破棄)するのだ🙂。

 

ただ、石川県ではこれを2年以上「糠漬け」にして、毒素を抜いた後に食す文化があるのだ。ちなみにこのふぐ卵巣の「糠漬け」は、全国でも石川県内のごく一部の個人や会社でしか製造許可されていないという、正に「超珍味」なのだ😲。

 

ということで、こたパパが今回選択させて頂いたのは、創業寛永十七年の杉野屋与作さんが提供されている、「ふぐの子(1180円)」である。ふぐの卵巣を1年間塩漬けにした後、2年以上糠漬けで熟成された、大変手間暇のかかっている逸品である😁。


これがふぐの卵巣なのか。勿論食したことはないので初めてお目にかかるのだが、意外と大きいんだなぁ😲


中には小さな卵がびっしり詰まっているのだ😲。


まずは王道のご飯から。かなりの塩気なので少量で十分である。原材料は米糠、食塩、糀、魚汁のみ。もともとは猛毒の食材なので、恐る恐る一口食してみると、たらこと同じような食感なのだが、かなり塩気が強くうまみも濃厚。これはご飯が進むなぁ。もちろんご飯のお供としても良いが、カラスミのように、このままでお酒(特に日本酒)のつまみとして最高の逸品である🤤。


ということは、これは絶対にパスタにも合うな。ということで、いつものようにオリーブオイルとニンニク、唐辛子と、この「ふぐの子」を使ってペペロンチーノを作ったのだ。できたのがこちら。食してみると、塩気が十分あり、粒が麺に絡みついて卵巣自体のコクと魚汁の旨味と微かな「糠の香り」が一体となって、非常に美味しかったのだ🤤。


今回は「超珍味」と言われる、以前から試してみたかった「ふぐの卵巣」が経験できてよかったな。実は、なぜこの方法でふぐの毒が消失するのかについては、まだ謎が多く、はっきりと解明されていないようなのだ。いずれにしても、この解毒方法を最初に試し、また食した方は、凄く勇気のある方だなぁと感じた、こたパパである😉。



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