こたパパです。
今日は「没イチ男性の弱さ」のお話。
まず「没イチ」とは、配偶者と死別した経験を持つ方々を指す名称で、2012年に当時第一生命経済研究所の主席研究員であった小谷みどり氏が結成した「没イチ会」のメンバーから提唱されたものだ。(小谷氏自身も「没イチ」である)
ワシントン大学のHolmes達が1968年に開発した、ストレス指数ランキングとして有名な「社会的再適応評価尺度」においても、また日本人を対象にした夏目誠氏が作成した「ストレス点数表」においても、「配偶者の死」が最高ストレスイベントとされている。つまり、人生にこれ以上のストレス(衝撃・悲しみ)はないということである😭。
アメリカのロチェスター工科大学の研究によると、妻を亡くした男性の余命は、同年齢の平均余命に比べて30%も短くなるそうだ。逆に夫を亡くした女性の平均余命には変化がないとのこと😩。
また、没イチ男性は妻と死別後、独身者と比較して半年以内の死亡率が40%も上昇し、死別後1年でのうつ病発症率は15%も上昇し、1年以内の自殺率も66倍(女性は10倍)になるそうだ😲。
当然個々のケースで異なるのだが、あくまでもデータ的には、配偶者に先立たれた男性の方が女性よりもかなり大きなダメージを受けると言えそうなのだ😵。
近年の著名人で言えば、内田裕也・樹木希林夫妻や津川雅彦・朝丘雪路夫妻など、妻が亡くなってから数か月以内に後を追うように亡くなられている。また、野村克也氏が妻のサッチーが亡くなってからふさぎ込むようになり、車いす生活になられ、2年後に亡くなられたのは記憶に新しい😦。
原因はいろいろ考えられるのだが、一般的に男性の方が配偶者に対する生活依存度が高い(食事・洗濯等家事全般、家計管理、近所付き合いその他もろもろ)ことが大きいのではと言われている。つまり、残りの人生は全て一人でやらなければというストレスが凄いということだ🤔。
こたパパに関して言えば、学生時代一人暮らしが長く、家計管理もこたパパ担当だったために、幸いにも上記のような作業ベースのストレス度は低いのだが、精神的衝撃度は当然相当なものだ。実際こたパパは人間ドックでそのことを思い知らされたのだ😲。
これは、こたママが亡くなってから3か月後のこたパパの人間ドック結果である。
こたパパ人生でこれほど悪い人間ドック結果を見たことがない。過去最悪の「C」評価を大幅に更新する「G」評価である。血液が特に悪く、白血球など下限値を下回る結果となった。免疫力が大幅に低下しているということである😢。
こたパパは、前述した「没イチ男性の弱さ」について事前学習していた。確かに「死」に対する恐怖感は多少減少したのだが、かといって今死ぬわけにはいかない。何せ子供たちはまだ学生で、小太郎もいるし、ローンも残っている。そのため、こたパパは食事や運動等にかなり気を使ってきたのだ🙂。
野菜・もずくをたっぷり食べ、玄米を主食とし、セサミン・青汁・無塩トマトジュースを飲み、毎日1万歩近く歩いた。にもかかわらず3か月後の人間ドック「G」評価である。こたパパは、いかに精神状態が健康に影響するかを身をもって体験したのだ。(追加すれば、急激に歯がボロボロになってきた😭)
こたママや小太郎との「100年老舗飲食探訪」を始めたのは、この人間ドック直後のことである。この活動が少しでもこたパパの精神安定剤となっていれば、次回人間ドックは多少改善されているかもだな🤔。
全国のコロナ状況が悪化しているため、「100年老舗飲食探訪」活動はしばらく休止することになるが、幸いまだ数十件の訪問ストックがあるため、ブログ更新はしばらく続けることができる😜。
とりあえず、「もう少しこっちで小太郎と頑張ってみるわ」と、今日こたママに報告したこたパパである😌。
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