こたパパです。
今回ご紹介するお店は、開福亭 さん。
JR参宮線伊勢市駅前を走る県道37号線(鳥羽松坂線)を、豊受大神宮別宮 月夜見宮方面に進み、一之木交差点を右折して、一本目の路地を入ったすぐ先にお店を構えるのが開福亭である。実はこたパパが「100年老舗飲食探訪」を始めて、初の本格洋食のお店なのだ😝。
実は、こたパパは閉店間際にお伺いしたのだが、何故かご主人がお店に前に立っておられたたのだ。お聞きすると、今日はあと一組来られる予感がしていたのだとのこと。不思議なご縁である😄。お客様はこたパパ一人だったが、おかげで貴重なお話がお伺いできたのだ😜。
お店の中は、こじんまりとしているが、いかにも老舗の本格洋食のお店という感じである😄。
またカウンター席の正面はガラス張りになっており、ご主人の調理風景が見られるようになっているのだ😁。
お店入口には、かつてフル回転していたであろう、岡持ちが並べられている😁。
お店の中に飾られているT シャツ。100周年記念で作られたそうである😃。
またこのお店の歴史がわかる昔の写真や、お店紹介の本などの資料も見せて頂くことができたのだ。これは先の大戦中の写真のようである😄。
そして、これが現在の一つ前のお店である。このお店の位置は、現在のお店の駐車場になっているのだ😃。
宮本徳蔵氏は伊勢出身の有名な作家なのだが、著書である「たべもの快楽帳」という本の中で、この開福亭のことが詳しく紹介されているのだ。なんと大正期にはあの小津安二郎が常連だったとある。ちなみに、現在ではアテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさんが、近所に実家がありこのお店の常連でもあるそうだ😁。
メニュー表。ご主人におすすめをお伺いしたところ「タンシチュー」とのこと。ソース作りに何と半月もかかるという一品だそうだ。ここはおすすめに乗るしかないな。ということで、今回こたパパは「タンシチュー(2350円)」を注文させて頂いたのだ😜。
出てきた料理がこちら。こたパパは驚愕したのだ😲。
これは「岩」かといわんばかりの圧倒的ボリューム感。ナイフを入れるとまあ柔らかい。食してみると、いかにも時間をかけたと思われるソースの深い味わい。牛タン価格がこれだけ値上がりしている時期に、これが2350円で食べられるとは。こたパパは思わずご主人に赤字にならないのか尋ねたほどである😝。
次の日の朝に時間があればお店に寄ってと言われたので、「100年老舗飲食探訪」で近くを通ったときに寄らして頂くと、ご主人があの緑のTシャツと、実弟さんが経営されている、伊勢で超有名な「とんちん」のパンをプレゼントして頂いた。さらに小太郎のためにボイルした牛タンの皮まで頂いたのだ。感謝感謝である😌。
実はこのお店は、いろいろご事情もあって後継者がまだ決まっていないのだ。伊勢において100年を超える本格洋食のお店はここしかないというのに、残念なことである😭。こたパパが「100年老舗飲食探訪」を始めて、半年かかってやっと出会えたことからもわかるように、100年超えの本格老舗洋食のお店は、全国的にも本当に貴重な存在なのだ🙁。
投資の格言に「人の行く裏に道あり花の山」という言葉がある。伊勢というと、「おかげ横丁」等のいわゆるメジャーなスポットに陽があたりがちだが、実は少し離れたところにいけば、知る人ぞ知る隠れた名店に出会えることもある。ここはそんなことを感じさせるお店なのだ。実際、東京の同業の方や有名な芸能人も時々お忍びで来られるようである😄。
伊勢地域には100年老舗飲食店がまだ数多く存在しているので、また訪問することになるはずである。ご主人には、小太郎と全都道府県を一回りしたら必ず再訪すると約束させて頂いたのだ。その際は、もう一つの隠れた人気メニューである、チャーハンを頂く予定のこたパパである😉。
店名:開福亭
創業:1914年(大正3年)
住所:三重県伊勢市一之木2-5-15
電話:0596-28-2952
営業:11:00~14:00 17:00~20:30
定休:不定休
創業:1914年(大正3年)
住所:三重県伊勢市一之木2-5-15
電話:0596-28-2952
営業:11:00~14:00 17:00~20:30
定休:不定休
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