こたパパです。
今回ご紹介するお店は、佐藤玉雲堂さん。
旧山陽道の宿場町であった、岡山県矢掛の観光スポットである旧矢掛本陣「石井家」のすぐ近くにある、美しい花に飾られたこじんまりとしたお店が、佐藤玉雲堂である。
店内入口のショーケースには、美しい生け花とともに各種柚子お菓子が陳列されている。
代表銘菓である、「柚べし」の木看板も飾られている。
小さなお店の看板は花で覆われている。余程のお花好きなのであろう😄。
お店の中に入ると、左手の棚には数多くのお菓子が並べられていた。最上部は各種賞状や盾がずらり😄。
右側のショーケース及び奥側には、代表的な柚子関連のお菓子が展示されている😄。
さらに奥には、お雛様も飾られていた。
しばらくして、七代目女将が来られた。ほかにお客様がおられなかったので、色々お話をお聞きすることができたのだ。
昔の宿場町であった矢掛は、京都と同じように間口の広さで税金がかけられたため、どの家も京都の町屋のような作りになっているらしい。確かにこのお店も間口は小さいが、奥がかなりあるなあ🤔。
あと、先代までは基本的に柚べししか作ってなかったが、最近になっていろいろ新商品を開発されているらしい。また先代のお弟子さんがこのお店を独立されるとき、店のせんべい部門をそっくりやめて、お弟子さんに譲られたそう😀。さらにそのお弟子さんのおせんべいを、現在このお店で取り扱っておられるらしい。それがこちら。このお店は、同じ矢掛にあるそうだ。
代表銘菓は、もちろん天保元年の創業以来作られている「柚べし」(315円)なので、早速購入させていただいた。
中を開けると、竹の皮に包まれた「柚べし」が入っている。こたパパは名前だけは聞いたことがあるが、実際食すのは初体験だ😆。
表面が白いのは、切断面撮影のために冷やしておいたためだ。
まず、当然ではあるが柚子の良い香りがするな。餅米粉に、蜜煮して刻んだ柚子皮と味噌、砂糖等を混ぜて蒸したものらしいが、モチモチ感がかなり強い。初めて食したが、正直こんなに美味しいとは思っていなかったので、少々驚いてしまった😳。
こたママにもお供えしたが、おそらく初めてだろう。本物を食べさせてあげたかったな😢。立派な商品説明の紙も頂き、ネット掲載可ということだったので。篤姫様ご購入の古文書があるとはすごいことだ😄。
もともと「柚べし」自体は全国各地にあり、作り方も様々なのだが、保存食としても珍重されたらしい。こちらの「柚べし」は、現在の8代目を始め、ご家族5人での手作りのため大量生産ができず、かつ長期保存も難しいので大変貴重なものだ😁。
実は8代目は、7代目女将の娘さんのお婿さんで、サラリーマンをやめてお店を継がれたとのこと。小さいお子様は恐らく9代目かと。7代目女将はまだわからないと言われ笑っておられたが、現在190年以上の歴史が、数十年延びることはほぼ確実だろう😆。
店名:佐藤玉雲堂
創業:1830年(天保元年)
住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛3084
電話:0866-82-0164
営業:8:00~19:30
定休:火曜
創業:1830年(天保元年)
住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛3084
電話:0866-82-0164
営業:8:00~19:30
定休:火曜
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