蛸屋


こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回ご紹介するお店は、 蛸屋 さん。

 

常磐線と東北本線が並走するJR長町駅西口前の長町駅前交差点角という、超一等地にお店を構えるのが、蛸屋である。もともと本家筋であった蛸屋老舗は平成4年に十代目でお店を閉じられたのだが、分家筋三代目のご主人が十一代目を継承されている形となっているのだ😄。


お店の中はそれほど広くなく、入口を入ってすぐにショーケースが設置されているのだ。ショーケースの中は豆大福やかしわもち、きんつばやかのこ等、昔ながらのオーソドックスな品揃えである(いずれの写真も逆光反射で見えにくくて申し訳ない😓)。



応対して頂いた女将さんにお薦めをお聞きしたところ、最も歴史ある代表銘菓は「全勝餅」というお菓子だそうだ。この「全勝餅」は明治時代後期に日露戦争の軍人さんの前途を祝すために作られたものだそうだ😁。


お店奥には、この「全勝餅」が大正6年開催の帝国製菓博覧会で受賞した金牌の賞状が掲示されているのだ😆。


実は、この「全勝餅」は紅白の2種類があるのだ。ということで、今回こたパパは「全勝餅(150円)」の紅白1個づつを購入させて頂いたのだ😝。両方とも表面には焼き印があるのだが、表面には最中の皮を細かく砕いたものががまぶされているのだ😄。


切ってみた感じ。紅白で餡の中身が異なるのだ。食してみると、お餅部分は柔らかく、両方とも餡がすごく滑らかで、甘さはかなり控えめ。あっさりとした味わいが飽きのこない、非常に美味しいお菓子である😋。


幸運にもこたパパは、今回女将さんと少し話をする時間があったのだ。女将さんによるとこのお店は昔からの手作りにこだわられているため、お菓子の大量生産ができないそうなのだ。そのため、時々テレビで取り上げられると、ものすごい数のお客様が一度に来られて逆に困られるそうである。また、お店が超一等地にあるため、不動産屋さんが度々来られて迷惑されているとも言われていたな😅。

 

また、肝心の後継者なのだが、残念ながら当代限りとのこと。江戸時代に本家筋で創業され、分家として守ってきた300年以上のお店の歴史が、十一代目で終わることになるのだ😭。

 


創業300年以上のお店で後継者不在といえば、福井県坂井市の大和甘林堂さんが思い出されるなぁ😣。時代の流れとはいえどうにかならないのかなぁと感じた、こたパパである😯。


 

店名:蛸屋
創業:1698年(元禄十一年
住所:宮城県仙台市太白区長町5-2-2
電話:022-248-1646
営業:10:00~18:00
定休:日曜・祝日

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