こたパパです。
今回ご紹介するお店は、光圀本店さん。
萩城下町のメイン観光地域から少し離れた、細い路地裏通りに面しているのが、幕末創業の光圀本店だ。建物外観は非常にシンプルだ。
建物内に入ると、ショーケースに数々のお菓子が、本当に上品に並べられている。
どのお菓子も、基本は萩特産の「夏みかん」をベースとしたものである。
このお店の数あるお菓子の中で、代表銘菓といえば断トツで「夏蜜柑丸漬」である。
驚くことにこのお菓子は、何と北斗神拳張りの「一子相伝」の技法を守り作られているのだ🤩。
「夏蜜柑丸漬」はお菓子完成まで、丸5日かかるらしい。夏みかんの果実部分を取った後、皮のアクとりに2日、さらに夏みかんの底部をくりぬいてそこから夏みかん風味の白あんをベースとした羊羹を流し入れ、皮となじませて完成となるらしい。実の特徴がひとつひとつ異なるため、丁寧な作業が必要だとのこと。
「夏蜜柑丸漬」は大正5年に誕生したお菓子だが、皮を煮込む糖蜜は、創菓以来100年以上継ぎ足しで作られているとのこと。これだけでもすごいことだ😲。
箱を開けると、外観は夏みかんそのものだ。
切ってみると、中には白羊羹がぎっしりだ。(一見シャーベットにも見えるが・・・)
こたパパは初めて頂いたタイプのお菓子だ。夏みかんの皮が結構厚めなので、どうかと思ったが、夏みかん皮の柑橘系のさわやかさと微かな苦み、そして甘い羊羹が不思議とマッチする😍。いやこれはいいな。インパクト大のお土産として相当喜ばれるはずだ😝。
実は、こたパパが今回の購入にあたり、ひとつエピソードがあるのだ。
こたパパは、お店に15:00過ぎに到着したのだが、予約必須といわれるこの商品の棚には、当然のように「本日分売切」の紙が貼ってあった。
こたパパは非常に残念😰だったのだが、とりあえずお店の方に、100年老舗飲食探訪の話をさせていただいたところ、お店の方が不思議なことを言い出したのだ。
「今日は計算間違いがあって、商品個数と代金が合わなかったから、もしかしたらまだ奥に商品が残っているかも。確認してきます。」とおっしゃり、店奥に入られた。
すると、しばらくして、「やはりまだ倉庫内に数個残ってました。何個必要ですか?」とのこと。こたパパは、「なんてラッキーだ」と思い、この時一つだけ購入させていただいたのだが、あとでよくよく考えてみた🤥。
こんな歴史ある名店の、かつベテランのお店の方が、「計算間違い」するのだろうか?
一流の店には、お客様には見せない、さりげない「粋なおもてなし」があるというが、これ以上の詮索は野暮である。きっと本当に「計算間違い」だったのだ😜。
いずれにしても、商品も出来事もこたパパの印象に深く残る名店であった😄。
店名:光圀本店
創業:1858年(安政五年)
住所:山口県萩市熊谷町41
電話:0838-22-0239
営業:9:00~17:00
定休:土日祝
創業:1858年(安政五年)
住所:山口県萩市熊谷町41
電話:0838-22-0239
営業:9:00~17:00
定休:土日祝
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