山陰堂


こたパパです。

 

今回ご紹介するお店は、山陰堂さん。

 

山口市中心部のアーケード内に、かなり大きな構えの風格ある建物が山陰堂である。山口県内で6店舗運営されている、かなり有名な和菓子店である。

 

もともと創業一族の竹原家は江戸時代は武家であったが、廃藩置県によって身分を失い、息子さんが明治16年に菓子屋を創業されて、現在は7代目だそうだ。

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代表銘菓は、のぼり旗でもガラス戸でも一押しの「名菓舌鼓」である。

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店内に入ると、まず目を引くのは過去受賞・表彰歴の数々。これほどの数は滅多にお目にかかれない😲。

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ショーケースには、美しい生菓子を始め、数多くの銘菓がずらり揃えられている。さすが「西の小京都」と言われる山口市の有名店という感じだ😜。

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ここは迷わず代表銘菓「名菓舌鼓」(6個:1275円)を購入。実はこのお菓子、もともとは「舌鼓」という名前だったのだが、大正時代に、地元出身の寺内総理が召し上がったときに、たいそうお気に入りで、商品名に名菓を付けたらよいと言われ、「名菓舌鼓」となったそうだ。

 

ただ、この話には続きがあって、そもそも時の三代目自身はそれほど評価していない菓子だったらしく、しぶしぶやむを得ず、「名菓」の文字をかなり小さくして改名したそうだ。

 

そう言われると確かに箱も包み紙も「名菓」が極端に小さいな😁。

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商品の大きさ自体はかなり小さめで、500円玉より少しい大きい程度だ。求肥表面には舌鼓の文字。きめ細やかな求肥の中に程よい甘さの白餡がぎっしりだ。

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一口食べると、本当に柔らかいので、歯を使わずとも舌と口の間で溶けてなくなっていくという感じなのだ。こたママも気に入るはずだ。やはり熱い緑茶がピッタリだな🤭。小太郎にも求肥部分だけお裾分け(^^;)。

 

またこのお店は、なかなか面白いマーケティング戦略を取っていて、基本「新商品」は作らない方針のようだ。また、Web販売も原則行わず、このためホームページすらないということだ。

 

やはり、地元のお客様と地元に来ていただける観光客を大事にしながら、伝統あるお菓子を継承していくということなのだろう。地元販売に注力する点は、以前ご紹介した、香川の白栄堂 柳町本店さんと少し似た考えだなぁ🤥。

 

一口に100年老舗飲食といっても、お店ごとにその理念や運営方針は様々で、どれが正解ということもない。とにかく末永く伝統の味を残して頂きたいと思うこたパパである😌。

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店名:山陰堂
創業:1883年(明治16年)
住所:山口県山口市中市町6-15
電話:083-923-3110
営業:9:00~18:00
定休:無休

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