ダイナミックプライシング

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「ダイナミックプライシング」についてのお話。

 

昨年末くらいから話題になっていたのだが、今年からJR各社への「ダイナミックプライシング」適用の動きが本格化しているのだ。超簡単に言ってしまえば、混雑時の料金を高くし、閑散時の料金を安く設定することで利用客の分散を図り、一般的な通勤時間の利用客混雑や、事業者側のダイヤ密集などを解消するということだ😁。

 

何もこれは鉄道に限ったことではない。需要と供給のバランスを料金と時間で平準化するということだから、基本的にはあらゆる業種で適用可能であるし、実際運用もされている。例えば、ホテルや航空券等はかなり以前から、お盆・GW・年末年始料金が高く設定されているのだ。また、スーパーなどでのタイムセールや、テーマパークの夜間料金設定などもそうである😃。

 

ただ、鉄道に関しては一般的に公共性が高いため、今までは総括原価方式と言って、一定の費用に適正利潤を乗せた形で乗車料金を設定し、国が認可するという価格方式を取っていたのだ。制度は若干異なるが、乗合バス事業も同じである。タクシー料金は若干自由化されたが、まだまだ規制が多い😣。

 

もちろん一定の規制は必要なのだろうが、こたパパは今後あらゆる業界に「ダイナミックプライシング」を取り入れていくことに基本的に賛成の立場である。柔軟な値付けで企業の収益が左右されることになるが、ここで重要な要素は当然「時間(期間)別需要予測」である😁。

 

コンビニ各社は既に、天気や気温、湿度はもちろんのこと、過去の来客数や来店時間、売れ筋商品等ありとあらゆるパラメータを使って、ビックデータやAIを用いた需要予測を行っており、商品廃棄ロス減少等に努めているのだ。さらにここに「ダイナミックプライシング」というパラメータが加わることで、一層その効率性は向上するだろう😝。

 

少子高齢化が進む日本において、世界基準で大きく後れを取っている労働生産性の向上は必須かつ緊急を要する課題である。あらゆる業種業態でこの「ダイナミックプライシング」実現できれば、今課題となっている「賃金向上」という形で恩恵を受ける可能性が高まるのだ😄。

 

もちろん、こういった投資体力やノウハウがない中小企業に対して、一定の支援(共同システム利用等)は必要であるが、労働生産性向上とある程度の規模集約化(寡占化)に正の相関があることもまた事実である。このあたりをどこで折り合いをつけるかは、基本的には政治の役割である😑。

 

以前「世界一高速料金が高い日本」という記事も書いたが、なぜ日本の高速道路料金は土日に安く設定されているのだろうか?こたパパはむしろ恩恵を受けている側なのだが、普通に考えれば逆だと思うのだ。また平日夜中の料金が安く設定されているが、この影響で大型トラックの需要が集中し、サービスエリアでは一般車エリアにトラックが多数駐車していて、こたパパも困ることが多々あるのだ😫。

 

NEXCO各社もぜひ「ダイナミックプライシング」を進展させて、通行量の平準化(最大化)と料金低廉化を同時に進めて頂きたいと思っている、結局は自分本位なこたパパである😜。

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