こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。
今回ご紹介するお店は、元祖 吉原殿中 吉田屋 さん。
旧水戸城内にある茨城県庁前を走る国道118号線を茨城大学方向に約2km程進み、道路沿い右手に末広町交番が見えたら、そこから100mほど進んで細いT字路を左折し、さらに80m先の細いT字路を左折して20mほど先の道路沿い左手に小さなお店を構えるのが元祖 吉原殿中 吉田屋である😄。
このお店の吉原殿中は原則事前予約のみとなっており、かつ訪問時間まで聞かれるので、非常に購入難度が高いのだ。そこで今回こたパパは、数日前に注文予約を入れて訪問させて頂いたのだ。この事前予約パターンは、沖縄那覇市の本家 新垣菓子店さんと、神奈川県伊勢原市の良辨さんに次いで、3店目である。店内は、入口前に小さな木製ショーケースが一つ設置されているのみである😁。
お店に入ると女将さんが出て来られたので少しお話ができたのだが、本当にご家族だけで作られているので1日にできる量に限りがあり、この販売方式しか取れないそうである。このお店の吉原殿中は10本、14本、28本から選択できるのだが、こたパパは最小の「吉原殿中(10本:918円)」を事前注文させて頂いていたのだ😜。
葵の御紋入りの緑の包み紙に個包装の吉原殿中が入っているのだが、個包装紙が非常に品があり、かつ字体がかっこいいのだ😁。
お菓子を覆っているのはセロハンではなく、オブラートである😃。
切ってみた感じ。中身は米ポン菓子を蜜飴でまとめ、甘さ控えめのきめの細かいきな粉で、菓子表面が覆われているのだ。食してみると、米菓子部分がさっくりと非常に軽くかつ口の中でほどけていく感じ。素朴さと上品さが同居したような、不思議な食感のお菓子である😄。
「吉原殿中」という名前はかなり変わっているのだが、水戸藩9代藩主の徳川斉昭公の時代に、奥女中の吉原が残ったご飯を使ってきな粉とまぶしたのがその由来のようである。また、以前ご紹介した「水戸の梅」と同様にこの商標は共同利用となっており、現在営業されているのは4店なのだが、100年老舗かつ「吉原殿中」専業で完全手作りというお店は、この吉田屋さんのみである😲。
残念ながらこのお店は後継者がおられないようなのだが、家族完全手作りの「吉原殿中」をできる限り長く守って頂きたいと感じた、こたパパである😉。
創業:不明(江戸時代)
住所:茨城県水戸市末広町2-4-12
電話:029-231-4024
営業:9:30~17:00
定休:水曜・木曜・日曜
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