今西本店

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

今回ご紹介するお店は、今西本店 さん。

 

近鉄奈良駅西口前から伸びる小西さくら通りを直進し、三条通りとの十字路を右折してに60mほど進んだ道路沿い右手に、風格あるお店を構えるのが、今西本店である。奈良漬の古来からの製法をかたくなに守り続け、その最高品質がゆえに「純正」の呼称を公正取引協議会より公認されている、日本でただ1軒のお店である。それにしても石畳通りとの風景が何とも絵になるなぁ😄。


店内左手には、木製ロングショーケースが設置されているのだ。窓側には休憩スペースが設置されている。床が一面タイル地なのも、なかなかお目にかかれないな😝。


入口右手壁面にはかなり歴史のありそうな木製看板が掲示してあるのだ😃


ショーケース内には、様々な種類の奈良漬が陳列されているのだが、こたパパには量が多すぎるし、正直かなりのお値段だな😅。



と思ったら、ショーケース上にお得なサイズ発見。奈良漬の種類はいろいろあるのだが、お店の方に伺うと一番オーソドックスなのは「うり」とのことだったので、今回こたパパは「奈良漬(うり:972円)」を一つ購入させて頂いたのだ😝。


お店から頂いた説明書き。お水で洗うとは少々驚きだ😲。どうもすぐには頂けないようだな😥。


開封すると、酒粕のいい香りが一気に広がるのだ😄。


説明書通り水で洗ってみた。うり片が2個。予想より真っ黒だな😁。


切ってみた感じ。中はさらに炭のように黒いのだ。こたパパは我慢できずに一口食してみたのだが、やはりアルコールが尖った感じだ。やはり説明書通り、ここは5日間我慢するとしよう😅。


まずは、王道のご飯。初日に食べた印象とは大きく異なり、アルコール分が飛んで、味が丸くなった感じで、若干の甘みさえ感じるのだ。ご飯との相性はいうまでもないだろう😁。


こたパパは、この奈良漬の良さを生かしたアレンジレシピを考えたのだが、結果たどり着いた答えは「お茶漬け」である。シンプルな最高級を目指し、最高級奈良漬を細かく刻み、米は完全無農薬のJAS有機栽培米、お茶は以前ご紹介した屋久島の自然栽培茶、三つ葉も完全無農薬のものを取り寄せてみたのだ😁。


そして出来上がった究極の奈良漬茶漬けがこちら。これが本当にびっくりするほど美味しかったのだ😝。


今回、こたパパは幸運にもお店におられた女将さんとかなり長い間お話ができたのだ。実は奈良漬に使われてきた、日本古来の本物の材料が手に入らなくなってきており、店頭に並ぶ品が年を追って減少してきているのだ😭。

 

一つの製品に何年もかける古来の伝統製法を守っていくためには莫大なコストがかかり、商売上は全く割に合わないようである。この話を聞いてこたパパが思い出したのは、琉球王家の時代からのちんすこう本家として、規模を拡大せず手作りにこだわられている、沖縄県那覇市の本家 新垣菓子店さんである🙂。

 

また現在は介護等があって犬は飼われていないのだが、家族みんな犬が大好きで、過去には秋田犬や紀州犬等を飼われていたようである。犬種をお聞きする限り、日本古来の商品をかたくなに守っておられることと無縁ではないだろうな🤔

 

後継者問題であるが、実は息子さんは現在芸術関係のお仕事に就かれておられるのだ。女将さんは自由にさせているとおっしゃっていたが、こたパパはその職業をお聞きして少し安心したのだ。なぜなら、日本でただ1軒残った昔ながらの奈良漬は最高の芸術品だからである。芸術家の息子さんは、その価値を十二分に理解されているはずだ😁。

 

犬が大好きな女将さんは、お店の外に出られて小太郎との記念撮影にもご協力いただいたのだ。これからも様々なご苦労を知恵と工夫で対応されながら、日本唯一の「純正奈良漬」の伝統を守って頂きたいと感じた、こたパパである😉。


 

店名:今西本店
創業:不明(江戸後期)
住所:奈良県奈良市上三条町31番地
電話:0742-22-2415
営業:9:30~18:00
定休:水曜と第3日曜

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