こたパパです。
今回ご紹介するお店は、磯乃羊羹本舗 田中花正堂さん。
「瀬戸大橋」のすぐ真下にあり、倉敷市のブランドタコ「下津井のたこ」で有名な下津井の港町で、唯一老舗和菓子店を営んでおられるのが、磯乃羊羹本舗 田中花正堂である。この趣ある建物自体も100年以上の歴史があるそうだ🙂。
のれんが建物と良い感じでマッチしてるな😀。
代表銘菓である「磯乃羊羹」の木彫りも飾られている。
店内に入ると、右手正面にショーケースがあり、代表銘菓である「磯乃羊羹」と「ふる里最中」等が陳列されている。ただ、少々のぎっしり雑然感はあるな。
このお店の特徴といえるのが、ミニギャラリーが常設されていることだ。店内左手には一見「昔の駄菓子屋」を思わせる懐かしいレイアウトに、創業以来の様々な木型や古文書、備前焼や竹久夢二・ヒロヤマガタの版画等が展示してあり、なかなか見ごたえがあるのだ😲。お客様はこたパパだけだったので、ご主人にいろいろご紹介していただいた。
約60点の落雁木型。現在これを作成できる職人さんは、全国で7名しかおられないそうだ。この木型のメディア取材も多いそうだ。
昭和10年ころの「磯乃羊羹」のラベル。
ご主人が某鑑定番組に出演された時出品されたペコちゃん人形。値上がりしてよかったと笑っておられた😝。これ以外にもいろいろあるのだが、実際に訪問されてご確認下され😌
さて商品だが、ここは迷わず「磯乃羊羹」(小:648円)を1本購入させていただいた。よく似た商品としては、以前ご紹介させていただいた長州路菓子処 だるま堂の「青海苔羊羹」があるな🤔。
包みを開けると、銀紙に粋な詩が入っている。
想像よりもかなり緑があざやかだな。
切ってみた感じ。
一口食べると、羊羹の味というより、まず青海苔の風味がくる感じだ。礒の香りを立てるために甘さを控えめにしたような、のり羊羹ならではのバランスが絶妙な商品なのだ😝。
実は現ご主人は、10年前までとある大企業グループのサラリーマンだったのだ。お店を継がれる際は、その将来性等から会社上司・同僚等から猛反対を受けたそうで、かなり悩まれたそうだ。
確かに、特に観光地でもない上に、交通の便もよくなく過疎化の進む下津井という場所での和菓子店経営は困難に直面することが多いことだろう。実際、現ご主人の後継者はおられないようだ😢。
ただ、ミニギャラリーの開設等様々な努力をされてこの100年以上続くお店を守られているのだ。まだクラウドファンディングやネット販売拡大の可能性もあるはずなので、なんとか頑張ってお店を継続していただきたいと思うこたパパである🤗。
店名:磯乃羊羹本舗 田中花正堂
創業:1910年(明治43年)
住所:岡山県倉敷市下津井吹上2-4-36
電話:086-479-9171
営業:10:00~17:30
定休:月曜、第2・第4日曜
創業:1910年(明治43年)
住所:岡山県倉敷市下津井吹上2-4-36
電話:086-479-9171
営業:10:00~17:30
定休:月曜、第2・第4日曜
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