コスパ・タイパの行きつく先

こたパパ@全国100年老舗節約グルメ旅人です。

 

本日は「コスパ・タイパの行きつく先」についてのお話。

 

若者に人気の音楽クリエーターの一人である、ヒャダインさんがつい先日、テレビでこんなことを言われていたのだ。「最近の楽曲創作においては、タイパを意識せざるを得ない」。これは一体どういうことなのだろうか🤔?

 

ちなみに表題の「コスパ」はコストパフォーマンス、「タイパ」はタイムパフォーマンスを指す。前者はかなり以前から使われている言葉だが、後者に関しては最近特に若者を中心によく耳にする言葉である。費用であれ時間であれ、結局両方とも「効率性」という言葉に集約されるのだが、こたパパはこの「一見良い事のように聞こえる言葉」に、実は落とし穴があるのではと感じているのだ🤨。

 

もちろん、「少子化防衛費」という記事で記載した通り、少子高齢化が予想を上回る速度で進展し、労働生産性向上が待ったなしの日本において、ビジネス面におけるコスパ・タイパを意識することは必要不可欠であり、こたパパも自身も若いころからこれらを意識して仕事をしてきたことは事実である。若い人には今後我々世代以上にさらに実践して頂かねばならないことだ😃。

 

ただ、最近のタイパに代表されるのは「倍速消費」である。つまりビデオ録画や音楽等、あらゆるコンテンツは全て倍速で視聴し、合わないものは途中でやめる(捨てる)ということである。ヒャダインさんが言ってるのは、最近の若者は楽曲をサビまで聞かないので、曲の冒頭にサビの部分を持ってきて、聞いてもらえるような構成にせざるを得ないということなのだ😲。

 

こたパパもニュースや「朝生」等の討論番組、グルメバラエティ番組等は倍速視聴(最近はテレビ自体あまり見ないが)するのだが、ほんわか癒しドラマ系(「孤独のグルメ」や「サ道」)などは通常スピード視聴だ。そうでなければあの「癒し感」は感じられないだろう。若者が楽曲のサビまで待ってられないというのは、にわかに信じがたいが、もし事実であればもはや「効率性」を通り超した「感性(感情)の退化」ともいえるのではないか😫?

 

例えば、現在であれば実際に海外に行かなくてもネットを通じてVRで全世界の有名観光地を訪問できる。解説ガイド付き。お金も時間もほとんどかからない。しかも治安問題なし。これはある意味究極のコスパ・タイパである😑。

 

こたパパの全国100年老舗グルメ旅だってそうだ。かなりのお店の商品はネットで購入できる。ご主人とテレビ電話やメールでやり取りもできる。コスパタイパ重視の方から見れば、「実際に犬と旅してどんなメリットがあるんだ?コスパもタイパも最低だよな。せめてネットで商品購入できない店だけ行けば、少しはコスパ・タイパが良くなるのに」てな感じかもしれないな😅。

 

感性(感情)の豊かさは数値では見えない。感性が成長するには時間がかかる。それを「効率性(短期間)」という単純切り口でおろそかにすれば、そのつけは人生の後半にやってきて、しかも取り返しがつかないのではないかぁとも感じるのだ🤔。

 

以前「ハンドルの遊び」という記事を書いたが、世の中はデジタルや効率性(コスパ・タイパ)だけで成り立っているわけではない。コスパ・タイパについては、適用する分野を吟味し、かつ「ハンドルの遊び」部分は少し残してほしいと願う、昭和生まれ世代のこたパパである😉。

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